41%2bqsavkxtl
意識は傍観者である 脳の知られざる営み
デイヴィッド・イーグルマン/著 大田直子/訳

「意識」の恥ずかしい正体を暴き出す

「自分=意識」という図式は実は間違っている。心臓の鼓動も野球のピッチングもピアノの指使いも意識してできることではないからだ。意識は脳の活動を”傍観”しているにすぎない。最新脳科学が暴き出す意識と心と脳の危うい関係に驚いてほしい。

「意識はどこからやってくる?」の他の本

意識はこれほどややこしい問題だ
意識をめぐる冒険
麻酔をうつと「意識」は無くなる?
意識はいつ生まれるのか 脳の謎に挑む統合情報理論

関連する学問

このテーマの他のインデックス

7脳はいい加減なのか?

脳はその場しのぎでできていた!

脳は周到に設計されたものではない。人間の脳は、トカゲやネズミの脳の上に増築を重ねたいびつな建物物。非効率な機能をその場しのぎで寄せ集め、間に合わせてきたのだ。その面倒くささが、感情、記憶、愛、宗教という人間らしい進化をもたらした。脳の常識を覆す画期的名著。

8心はどこにある?

「わたし」は脳に操られている

人間は、自分の行動を「自由に」決定できる主体なのだろうか? 自由に考え、行動していると思っていることは、脳内で起こる生化学的な現象にすぎないのか? 人は主体的に生きることなんてできないの? 脳科学の重大問題に立ち向かう世界最高峰の授業が書籍化。「わたし」のありかに迫りたい。

10ロボットは敵か味方か?

C-3POからベイマックスまでロボ大図鑑!

C-3POやターミネーターから草薙素子やベイマックスやAIBOまで、古今東西さまざまなロボットが生まれてきた。友達みたいなロボットや兵器としてのアンドロイド、人間が機械化したサイボーグなど、ロボットはひとくくりには語れない。この本を片手に、未来のロボットを夢想してほしい。過去の遺産に負けない想像力を求む!

11人工知能に仕事を取られる?

「人間」の定義は揺らぎ始める

人工知能、アンドロイド、3Dプリンターなどの専門家7人と対話すると、機械の未来が見えてくる。すると同時に「人間」の定義があいまいになってきた。機械が人を追い越す? 機械と人の境界はどこにある? 著者は自分がロボットなんじゃないかと思い始める。作家ならではの視点で科学者と向き合う科学ルポ。あなたは機械? 人間?