PART V遊びと創造のアート23何を描いたっていい!
アニメーター、声優、マンガ家、ゲームクリエイター。
こういう職業ってどうやってなるんだろう?
そんな疑問を持ったことがあるかもしれない。
いまでは各種学校もあるから、そういうところへ行くのもいいかもしれない。その前にちょっとおすすめしたいことがある。ポイントは三つ。
その1:気になっていることをまずは自分でやってみよう。
例えば、マンガ家になりたいなら、なにはともあれどんどんマンガを描こう。やり方が分からない? 大丈夫。そんなこと気にせず、見よう見まねでやってみよう。
教えてもらうのを待つよりは、自分でどんどん試すのが肝心。
その2:なにをつくっていいか分からない人へ。
ゲームをつくってみようといっても、なにをつくっていいのか分からない。そういう人もいると思う。
そんなときオススメは、自分が好きな作品を真似てみること。画家やミュージシャンは、他の人の作品を模写したりカバーしてトレーニングするけれど、同じようにしてみるわけだ。
やってみると、いまの自分にできることとできないこと、分かることと分からないことの違いも見えてくる。
その3:クリエイターたちの様子を見てみる。
もうひとつ大事なことは、実際に仕事でやっている人たちの話を聞いてみよう。もちろん直に聞けたらステキだけど、いつでもそうするわけにもいかない。
でも大丈夫。そのつもりで探してみると、いろんなクリエイターが体験を本に書いてくれているから。
かれらの話に耳を傾けてみれば、自分がやりたいことも見えてくるかも!
150絵をやめられない人々
描くのは、ツライよ
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151食えるマンガ家になる
マンガの神様がつくった教科書
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152アシスタントのリアル
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アニメーションの見方をアップデート
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愛から始まる、まだ見ぬアニメ
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155ゲーム・クリエイターのたまご
業界ダンジョン必携本
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