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考具
加藤昌治/著

企画ってどんな仕事?

企画者やプランナーはどんな仕事をしているのだろう。博報堂でPRを担う著者がアイデアマン&ウーマンになる方法を伝授する。アイデアを思いつき、企画として形になるまでの方法を「考具」と呼んで紹介。あいまいだった思考がまとまっていくプロセスにそって、企画のいろはを丁寧に教えてくれる。企画という仕事を知るのにもオススメだ。

「アイデアのヒント集」の他の本

一生使える発想の書
アイデア大全 創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール
哲学の一歩を踏み出す!
100の思考実験 あなたはどこまで考えられるか

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68「ない仕事」をつくる

みうらじゅんは、なにで食ってるの?

何を仕事にしているか不思議だったのに、次第に正体がバレ始めたみうらじゅん。「いままでなかったものを生み出して仕事にする」というのがこの男のやり方だ。「マイブーム」「ゆるキャラ」の名づけ親は、そんな仕事術で稼いでいたのだ。「一人電通」とも呼ばれる著者の一風変わった生き方は、現代にこそ必要なテクニック。これからはみんな、みうらじゅん力が必要なのだ。

70クリエイティブって呼ばれたい

創造性はウソばかり

センスは生まれつき、アイデアはひらめくもの、オリジナリティこそかっこいい・・・。これらはすべて迷信だと著者は言う。クリエイティブと呼ばれる人たちはすぐに煙に巻き、他人には真似できないようにする。しかし、著者はそのウソを暴く。専門スキルを習得し、創造性のプロセスを学べば、クリエイティブは生み出せる。この本からクリエイティビティを発動しよう!

71コピーライターって何?

一文のコピーが小説を超える

「人は、人がつくったものに弱い。」「私はオンナをなまけない。」「今日を愛する。」「服よ、黙れ。」・・・キャッチコピーは一瞬で多くのことを想像させる。その先の物語や背景や感情をかき立てる。小説を読んだときよりも、映画を観たときよりも、心に刺さることもある。そんな一文に賭けるのがコピーライターだ。本書は読み物としても、コピーの教科書としても楽しめる。言葉に震えてほしい。

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体験しないと人生損する

空がカラフルな傘でいっぱいのポルトガルの街、すぐ頭上を飛行機が通過するカリブ海のビーチ、雲海の上に浮かぶ天空のお城、人魚になれる日本の海・・・世界には死ぬまでに見てみたい絶景がたくさんある。「絶景ブーム」を生み出した著者による、体験できるトラベルガイド。圧倒される美しい写真とともに、オススメの時期や旅費までしっかり紹介。この本を片手に、世界に飛び立とう。

74たとえば、お菓子を面白くする

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うまい棒は35年間もずっと10円で売っている。しかも、1日200万本売れるという。こんな破格なロングセラーお菓子は存在しない。なぜこんなに愛されているのか? その秘密が初めて明かされる。なぜ穴があるのか? なぜうまいのか? パッケージに秘密が? うまい棒から企画や商品作りの極意を学びたい。

75笑いをひねり出す

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TBS「水曜日のダウンタウン」を見たことがあるなら、悪意のある演出に気づくだろう。トイレについての企画では、さりげなく黒ごまソフトのポスターを壁に貼る。気づく人だけに向けた演出は万人受けはしない。でも、自分の「好き」を貫いている。しょうもないことにフルスイングで立ち向かう。こんなクリエイターがいるからテレビは今も面白い。巻末の有吉弘行との対談も悪意があふれている。