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幽幻廃墟
星野藍/著

忘れられた廃墟に惹かれる

廃墟はなぜか懐かしい。どこか未来的でSF映画がよく似合う。同時に胸がキュッとしめつけられる。そこが忘れられた場所だからだ。未承認国家から日本の風景まで、本書は人が立ち去った後の廃墟だけの写真で埋め尽くされる。幽玄な風景に見とれてほしい。

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