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ご冗談でしょう、ファインマンさん 上・下
R.P.ファインマン/著 大貫昌子/訳

科学はおもしろいものです、みなさん!

20世紀を代表するノーベル物理学賞受賞者、と紹介されるのが一番嫌だったファインマンさん。7%の誤差。下から見た原爆開発。はじめて尽くしの日本滞在。本物の科学者に不可欠な姿勢。子供時代から、好奇心いっぱいの男だってことを知ってもらいたくて書き起こした愉快と痛快と闘いのエピソード。最高の科学者による、親しみやすいエッセイ集だ。

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タングステンおじさん 化学と過ごした私の少年時代
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ロウソクの科学

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37ようこそ、研究所へ

研究所からすべてが始まる

ノーベル賞を(まだ)取ってなくても、すごい研究室がたくさんある。藻からオイルを作る次世代燃料、ネズミが猫を怖がらなくなる仕組み、粘菌の賢さの測り方。最新の成果を語る様子から、研究者自身の人柄が見えてくる。ユーモア、あきらめない強さ。研究所からすべてが始まる。

38ずっと実験していたい

ニュートリノをつかまえろ

クイズです。この世でもっとも小さいものを捕まえるのに必要な道具はなんでしょう? 答えは「加速器」。この世で最も大きく精密な機械だ。現場で動かす研究者が、素粒子の正体から加速器の使い方、宇宙の果てまで、高校生のあらゆる質問に答える。多田将の比喩の的確さはノーベル賞受賞者も太鼓判。ニュートリノはどうやってつかまえられるのか?

39ミクロの世界

顕微鏡で見ればすべてがワンダー!

吸い込まれそうな不気味な唇。小さいつぶつぶの中に球体の鎖。何? 電子顕微鏡で見た豆の気孔(5800倍)にヨーグルトと乳酸菌(45000倍)だ。身近なものに、ちょっと鳥肌が立つほど驚異のデザインが隠れている。植物、菌、鉱物。ホコリやカビた壁紙なんてものも。不思議に人間が小さく思えてくる。

40アインシュタインになりたくて

アインシュタインも失敗していた

ダーウィンは遺伝子の存在を洞察できず、ムリのある理論を展開せざるを得なかった。アインシュタインも量子の世界を予見できず、あり得ないと結論づけていた。科学者も失敗しているのだ。5つの科学者の失敗に焦点を当てて、科学に革新が生まれるプロセスをスケッチする。失敗してこそ、科学なのだ!

41「科学」のはじまり

好奇心が止まらない400万年間

約400万年前、直立二足歩行を始めたアウストラロピテクスは既に好奇心という動物にないものを備えていたらしい。人類は今、宇宙の果てなど観測すらできないものまで説明しようと挑戦を続けている。ホロコーストを生きのびた父を持つ物理学者が、「これから」も視野に入れて綴った科学の大河ドラマ。これで科学の歴史はバッチリ。

42トムキンスの授業

科学がわかる異世界ファンタジー!

ちょっと科学好きの銀行員トムキンスさんは、相対性理論の講演を聞きながらウトウト…。すると世界は一変していた。スピードを上げると見た目が縮んだり、汽車に乗りつづけていると若いままだったり。ここはどこ? 実は光の速さが違うだけの世界なのだ。アインシュタインも読んだ物理学者ガモフの物語。博士の解説付き。これで、相対性理論もわかる。