これを知らなきゃ始まらない!
大学入試の基礎知識
一般選抜
大学入試のなかでもメインの選抜方法。
一般選抜でも今後は調査書などが積極的に活用されるため、さらにチャンスが広がるかも。
基本情報
国公立大学 | 私立大学 | |
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試験時期 | 2次試験 前期2月下旬、後期3月中旬 | 1月下旬~3月 |
出願時期・方法 | 1月下旬~2月初旬に郵送にて (前・中・後期とも同時出願) ※今後ウェブ出願が増える予定 |
1月上旬~3月に郵送にて ※今後ウェブ出願が増える予定 |
受験費用 | 一律17,000円 (共通テスト 18,000円) |
平均約20,000~35,000円 (大学や入試方式によって異なる) |
志願者数と倍率 |
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3,890,479名(4.2倍) ※2019年度 |
一般選抜ってどんな試験?
国公立大学は前期・後期の2回チャンスがある
国公立大学の入試は2段階。まずは1月中旬に行われる大学入学共通テストを受け、その結果を踏まえて、2月から始まる各大学独自の試験(2次試験)に出願&受験する。合否はこれら2つの試験の合計点で決まる仕組みだ。
2次試験は前期、中期(公立のみ)、後期の3日程。前期は2~3科目の筆記による学科試験、後期は論文や総合問題や面接が中心となる。
募集人数の8割ほどが前期で採用されるため、実質的には前期が勝負だ。後期は難易度、倍率共に前期より高くなる傾向があるため、あくまで敗者復活戦程度に考えておこう。
私立大学は、基本となるのは3教科
私立大学は各大学独自の試験問題で行われる一般選抜と、大学入学共通テストを使った入試とがある。私立大学の入試制度は受験チャンスが何回もあるのが特徴。ひとつの大学・学部・学科に複数の受験方式が存在する場合が多いので、志望大学の募集要項をチェックしてみよう。
基本となる試験は3科目だが、2教科や1教科で受験できる大学もある。
文系は英語、国語+数学・地歴・公民から1教科、理系は英語、数学、理科というパターンが主流だ。
どんな入試になっていく?
国公立大学は記述式試験がメイン
今後は高校時代の活動もアピールポイントとなる
2021年度入試については、論理的な思考力や判断力を評価するため、高度な記述式試験が2次試験で実施される可能性が高い。
さらに国立大学の英語の試験では、4技能といわれるように「読む」「聞く」だけでなく、「書く」「話す」力を問う大学も多くなりそうだ。
また、今後は調査書などが選考に活用されるため、授業の成績以外のアピールポイントが増えるというメリットが。さらに、国立大学の一部では面接の導入も決まっている。
調査書などがどのように選考に活用されるかは各学校の募集要項に明記されるので、必ずチェックしておこう。
私立大学は多様化が進む
各大学が発表する「アドミッション・ポリシー」をよく調べよう
私立大学の一般入試でも、「調査書」「志望理由書」や「活動報告書」が活用されていく。
入試で求められる能力や評価方法、求める人材像については、各大学が「アドミッション・ポリシー」として発表しているので、早めにチェックしておこう。
2020年03月31日時点の情報です。