年齢や性別、体の状態に関わらず、正しい知識と技術で施術(エステ・メイク・ネイルなど)を行うことで心が満たされ、生活の質(Quality of Life)は向上します。私自身、闘病生活をした際に、治療でボロボロになった肌や爪をケアすることで気持ちにハリが生まれ、「美容の知識や技術ってこんなに役に立つんだ」と実感しました。現在はこうした今までの経験を活かして、高齢者施設や病院でメイクやマッサージを行う活動をしています。初めは慣れずに驚く方もいらっしゃいますが、次第に「手、あたたかいわね」とリラックスして眠ってしまうことも。会話がだんだん弾み、笑顔が増えていくと、キレイになるのは何歳になっても心がおどる体験で、前向きな気持ちにしてくれます。ビューティとウェルネスは生きるために大切なものだと改めて感じます。
解剖学や皮膚学、栄養学などの知識を学び、エステやメイクなどの技術を身につけた上でスタートするのが大滝先生の授業。知識と技術を結びつけ、個々の肌質とトラブル・悩みに合わせた提案ができる総合力を磨いていきます。さらに学年が進むと、学んだ知識・技術・ホスピタリティを実習で実践。美容院、エステサロン、フィットネスクラブなどへ行って現場力を磨き、将来なりたい自分になるための基礎力を高めていきます。「まず自分で実践して、美容の基本を知ることが第一歩ですね」と大滝先生は話します。
美容の知識は自分に役立つだけでなく、周囲の人を喜ばせることもできます。年齢とともに知識が深まり、一生続けられる仕事だと実感しています。メイクしていなくても美しい健康美を目指して一緒に学んでみませんか?
専門科目/エステティック
略歴/自らの肌トラブルを解消したいという思いから30代を目前に美容の世界へ飛び込む。化粧品会社勤務を経て、自身でエステサロンを開業。CIDESCOビューティセラピーディプロマ、一般社団法人日本エステティック協会認定講師、特定非営利活動法人日本スパ・ウエルネス協会インターナショナルビューティーセラピストなどの資格を持ち、美容業界で活躍する人材をこれまで数多く育成してきた。