パティシエになるためのスキルはもちろん、プロになったその日からすぐに役立つ技術と知識を指導する。そのようなことを授業では常に心掛けています。私は国内外の洋菓子店やホテル、洋菓子メーカーなど、様々な職場で洋菓子づくりに携わってきました。それらの現場で培った実践的な技術と知識を、学生に伝えるようにしています。例えば時間や労力、材料などのムダを省き、いかに効率よく仕事をするかということ。そうした意識とスキルを養うことが、プロになるための良い助走となります。将来、一人前のパティシエとして活躍するには、職場に出てからいくつものハードルをのり越えていかなくてはなりません。そのために必要なスキルと心構えを、YAMANOTEの実習で養ってください。私がしっかりサポートします。
豊富な実習が特長の一つだというYAMANOTE。実はそこで使う食材の良さにも注目してほしいと山浦先生は語る。学生が使う実習のチョコレートは、プロが聞けば驚くほどのグレード。また生クリームやバターなどについても、代替品を極力排して指導しているという。「製菓や調理のプロを目指す人は、“いろいろな料理や食材を食べて、舌に味を覚えさせろ”とよく言われます」と山浦先生。そうして得た味の記憶が、つくり手としての土台になる。「本物志向の食材でつくり、食べるという経験は、プロになった時の大きな財産になります」。
実習では各学生が希望する就職先や適性、技術力などに配慮しながらアドバイスしています。一人ひとりの夢を叶える手伝いをしたいので、在学中はもちろん、卒業後も私たち教員に何でも相談してください!
専門:製菓(洋菓子)
一般社団法人日本洋菓子協会連合会評議委員。都内数店の洋菓子店やウイーンの菓子店、ホテルニューオータニ、ホテルセンチュリーハイアット(現 ハイアット リージェンシー 東京)などに勤務後、明治記念館の製菓長、ホテル日航東京(現 ヒルトン東京お台場)のペストリーシェフ、洋菓子メーカー・ベルンの工場長などを歴任。2020年より本校講師に着任。国内外のコンクールで20回以上の優勝・入賞歴を誇る。