日本料理は“旬”が大切。年中手に入る食材でもそれぞれに旬があります。旬を知ることが美味しい料理作りの第一歩になると思います。また、日本料理は見た瞬間に、季節を感じる魅力もあります。旬の食材を使用しているだけでは四季を感じさせることはできません。四季それぞれの色や形・香りなどがあり、それらを考えた調理や盛り付けが必要になってきます。さらに、美味しい料理を作るには器選びなども重要。考えれば考えるほど、ゴールがなくどこまでも追求できる奥の深い世界です。自分の想いが料理として表現できる楽しさだったり奥深さを仕事にできることはとても素敵なこと。卒業してプロの料理人になる生徒たちには、調理師になるために大切なことを自身の経験も踏まえて、色々と伝えていきたいと思っています。
【感謝】【愛情】【思いやり】という心得を大切に行われる実習。「この3つの気持ちを持って調理しているかどうかが大事。心得を持って作った料理とそうでないものでは味が違います」と鈴木田先生。また、実技テストの課題となる基本技術はもちろん、応用技を何通りも見せ、学生の向上心を刺激することも。「学校での失敗は自分を成長させてくれます。学生である今はいろんなことに挑戦し、失敗をたくさん経験して成長してほしいです」
「料理が好き」という気持ちがあれば大丈夫。話すことが好きならカウンターのお店に、作ることが好きなら厨房で腕を振るうなど。自分の役割を見つけられます。ぜひ、オープンキャンパスにご参加ください。
専門:日本料理
高校卒業後、関西・中部・北陸のホテルや料亭で修業し、名古屋なだ万での副料理長を経て、料亭稲本で10年間料理長を務める。2015年より愛知調理専門学校で日本料理主任として多くの学生を指導。旬の食材を使った四季を感じる美しく美味しい料理を提供できる調理師の育成に力を注ぐ。