内分泌疾患(副腎・甲状腺疾患・糖尿病など)や心臓疾患に興味を持ち、取り組んでいます。中年から老齢期の疾患で、治癒することは普通はありませんが、飼い主さんと協力しながら適切な治療を行うことでかなりの動物が良好な状態となり、その状況維持に努めれば慢性疾患のない動物より、長生きすることも珍しくありません。これからも動物と飼い主さんの生活の質を高め、1日でも長く幸せに暮らせるように治療にあたっていくつもりです。
卒業年次には、学生参加での全身麻酔下不妊去勢手術を最終目標としている。それに至る半年間、目標のためにさまざな講義実習を行い、器具の使い方や滅菌、手指や術野の消毒方法、術前検査、麻酔の導入、術後の看護など、それぞれの役目を最終確認しながら実習を行っている。「学生一人ひとりが、それぞれの役目を補い、協力し合って本格的な実習を体験するので、緊張感の中行う施術はチームワークとやりがいを感じると思います。そして実習が終わる頃には、着実に成長を遂げています。」と語る中澤先生。
現在は飼育動物も多岐にわたり、人の医療同様に各診療科を掲げた動物病院も増え、動物看護師の活躍の場は増加していると感じます。ともに本学で学び、技術を身につけやりがいのある仕事場へ羽ばたこう!
動物看護専門。1985年日本大学 大学院 獣医学研究科修了。その後、川崎動物愛護病院に勤務し、1988年清田動物病院を開業。獣医伝染病学研究室において、牛コロナウイルスの研究を仲間と夜通し続けていたのが懐かしい思い出と語る中澤先生。