臨床では、小児歯科や矯正歯科、口腔インプラント科、口腔外科、中央手術室など、専門的な医療に多く携わりました。不明点は歯科医師や先輩の歯科衛生士に積極的に質問し、学会や研修会などに参加して学びを深めることを大切にしてきました。また、口腔外科や中央手術室では、医師や看護師、その他の職種の方とも関わることが多く、チームで患者さんの健康をサポートする経験をすることで、歯科衛生士のやりがいを実感。学生達には学びの楽しさとやりがいをしっかり伝えていきたいと思っています。
また、多職種連携の重要性についても、臨床経験を活かして伝えていきたいと思います。現在、歯科衛生士の活躍の場は広がっており、常に不足している現状です。新しい時代を担える「令和の歯科衛生士」を育て、卒業後も学生たちの力になれれば嬉しいです。
田頭先生は、歯科衛生士の3大業務「歯科予防処置」「歯科診療補助」「歯科保健指導」を担当。臨床経験や取得資格を活かし、どのように考えるのか、なぜそうするのかなど、自身の失敗談も交えて教えることで、記憶に残る授業にしたいと考えている。また、同校に併設されている5学科の教員が行う授業や実習も予定。在学中に他職種の理解を深めることで、歯科衛生士のキャリアアップに繋げることができる。また、ご自身が学会や研修会で得た最新の知見を学生にも共有することで、学生・教員ともにスキルアップしていきたい、と考えている。
歯科衛生士には、口腔健康管理の大切さを、患者さんに限らず他職種の方にも伝えるという重要な役割があり、病院や介護福祉施設などチーム医療の場でも活躍しています。ぜひ最新の設備で一緒に幅広く学びませんか?
専門:歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導。
就職氷河期といわれた高校生時代に、何か手に職をつけたいと思い歯科衛生士を目指す。歯科衛生士の国家資格取得後は、歯科衛生学をより専門的に学びたいとの思いから、歯科衛生士の短期大学専攻科課程へ進む。その後、歯科大学附属病院 (17年勤務)や一般歯科医院の臨床を経て、歯科衛生科設置準備室勤務(23年4月開設)。
資格:日本口腔インプラント学会専門歯科衛生士他