児童虐待、発達障害、不登校、引きこもり、貧困…。平和な我が国にも、様々な理由で「生きづらさ」を感じざるを得ない人たちがいます。私の専門は、そんな方々や家族への援助を考えることです。
援助・アプローチの方法はケースバイケース。精神分析学や認知行動療法、環境整備など多岐にわたります。私がこれまで20年以上携わってきた発達障害対策専門官(厚生労働省の国家公務員)や山梨県児童相談所所長などの経歴を活かし、どの方法を選べばよいかを一緒に考えています。
3000近くの臨床・実践例を考えてきましたので、この経験を活かして現在は、「“対人援助をする人”を指導・援助」しています。特に本学では、「臨床心理士」や国家資格「公認心理師」を目指す学生に対して、幅広く対人援助の方法を伝え、育成することに尽力しています。
山梨英和大学は「臨床心理士」養成の大学院や心理臨床センターが併設されているうえに、小林先生をはじめとした心理臨床・対人援助の経験豊富な教員が多いのが特長。公認心理師課程プログラムも設けており、心理の専門家を目指す方には最適の大学と言えます。
さらに、学生が一対一で行う臨床心理の実習では、たっぷりと時間をかけた面接はもちろんのこと、面接後の個人指導(スーパービジョン)も手厚く実施。全国的に見ても中身の濃いカリキュラムで、最新の「対人援助」を豊富な実践例とともに学べます。
「自分はどんな人間なんだろう」と深く考えたことはありますか? あるのなら、あなたは心理学を学ぶことに向いています。ぜひ山梨英和大学で心理を学び自分を理解し、「人と関わる」仕事を目指してみましょう。
専門:臨床心理学、障害児心理学、心理・福祉的視点における相談・支援
山梨大学教育学部特殊教育学科卒。東北福祉大学大学院総合福祉学研究科社会福祉学専攻博士課程修了。厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課地域移行・障害児支援室発達障害対策専門官、山梨県子育て支援課児童対策企画監、山梨県都留児童相談所長を歴任。2016年より現職。臨床心理士。公認心理師。