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私立大学/愛知・愛媛

ニンゲンカンキョウダイガク

こんな先生・教授から学べます

ニホンザルの生態を探究し、その魅力を広く伝える先生

霊長類学、動物行動学
総合環境学部 フィールド自然学科
西川 真理准教授
先生の取組み内容

専門分野である霊長類学は、霊長類を対象にその行動や社会の調査・観察を通してヒトへの理解を深める学問です。中でもニホンザルに関心を寄せており、学部生の頃からフィールドワーク等に取り組んできました。研究への熱意をかき立てるものは、やはり未だ明らかになっていない生態を見出すこと。それは調査中に生じた疑問であったり、思いがけない気づき、そして好奇心です。たとえば『夜、ニホンザルはどのように過ごすのか』。カメラを設置し調査を行ったところ、未消化物が含まれたサルの糞を求めて近づいてきたシカに泊まり場を追われるサルの姿がありました。このほか、ニホンザルの群れがどのように移動し、個々のサルがどのように行動するのかなど求めていた答えが得られた時の快感は、何ものにも代えがたいものがあります。

群れにおけるサルの行動や関係性を観察することが、人間社会の仕組みや行動原理を考えるヒントにつながる

授業・ゼミの雰囲気

動物の生態・行動を科学的に追究する知識・技術を修得。動物に対する関心・興味を探究できる環境です

1年生を対象とした「動物の生態」や「動物行動観察演習」の授業では、先生の専門であるニホンザルを導入として取り上げ、哺乳類全般の生態や行動について基礎的な考え方を解説します。学年が上がるにつれて対象となるフィールドはより専門的なものとなり、3年生で行われる「陸の動物学演習」ではキャンパス周辺にある山や公園で、「屋久島演習(保全生態学演習)」では屋久島で実地調査を行います。演習科目においては事前学習も重視しており、動物の生態を科学的に理解するための知識・方法を解説した後に、野外での観察を実施します。

フィールドワークのほか教員直筆の解説テキスト、動画教材などを通じ、あっと驚く動物の生態との出会いも

キミへのメッセージ

「かわいい」「すごい」だけで終わらない、進化のドラマを追体験しましょう

動物を見ると「面白い」「綺麗」とワクワクします!そこから一歩踏み込んで「この行動の意味は」「どうしてこの色なの」と考えることが動物行動学。毛づくろい一つにも、実は長い進化のドラマが隠されているのです。

近年は柑橘に食害をおよぼすヒヨドリについて調査を実施。「研究成果の還元が地域支援につながる」とのこと

西川 真理准教授

専門分野/霊長類学、動物行動学
略歴/京都大学博士後期課程を修了後、同大学霊長類研究所 研究員、和光大学 講師等を経て、2025年4月より現職。フィールドワークによる野生動物の生態調査を国内外で精力的に取り組む。博士(理学)。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

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