航空業界の仕事は、世界中の人々を相手にする仕事です。授業では、私の客室乗務員としての11年間のフライト経験をもとに、お客様に満足いただくための対応の仕方や心掛けを教え、世界に通用する人材を育成しています。客室乗務員のサービスにマニュアルや制限はありません。お客様に「この飛行機に乗っていて楽しかった」「快適だった」と笑顔で降りていただくためのサービスを常に考えながら行動します。一見して華やかなイメージの仕事ですが、世界中さまざまなお客様に満足いただくサービスを行うのはとても大変。だからこそ大きなやりがいにもなります。客室乗務員は、毎フライトごとにクルーも違い、当然お客様も全員違う中で、さまざまなドラマが生まれます。大変なことも多いですが、刺激的で面白い、とても魅力的な仕事でもあります。
客室乗務員実習では、出来るだけ多くのロールプレイをするように心がけているという三浦先生。「航空会社の採用試験でロールプレイをすることもあるので、その場でどう対応するのかを自分で考えて答えを出せるようになって欲しい」と、細かく指導するよりも、あえていろんなことを学生たちに任せて、自分で考えてやってもらうという教育を行っているとのこと。また、先生の客室乗務員としてのキャリアを活かしたリアルな業界の話や体験談など、現場で必要なノウハウと知識を得られるような授業を展開しています。
航空業界は、たとえ国内の会社でも英語はとても大切なので、学生時代にしっかりと勉強して欲しいです。また、目の前に困っている人がいたら、考えるより先にパッと助けてあげられる人に向いている仕事です。
専門:国際航空ビジネス/旭川出身/航空会社のコールセンターやカウンター業務などを経て、海外での仕事を求めて旅行会社のロンドン支店へと就職。偶然、地下鉄で見かけたキャセイパシフィック航空のクルー募集のポスターをきっかけに、フライトパーサーとして11年間ロンドン―香港間をフライト。帰国後、自身の経験を活かせる日本航空大学校 北海道 新千歳空港キャンパスの教員として着任。趣味はスキー・スノーボード。