最近では『Yahoo!Mobage』新作ゲームのシンボルデザインや、アニメーション関連を担当しています。以前には漫画&アニメ『GetBackers -奪還屋-』で知られる漫画家の綾峰欄人先生が企画原案を担当しているゲームアプリでグラフィック関連とユーザー・インタフェースデザインを担当しました。自分の手掛けたものが世に出て、大勢の人が楽しんでくれる。そのやりがいを感じられるゲーム制作は最高にワクワクしますね。
ゲームは総合的な表現であり、エンターテイメント。アートの要素、ファッションの要素、グラフィック、プロダクト…様々なものが入っているんです。だからこそ、時代を映す鏡でもあると思いますし、ゲーム制作に関わる人はマルチプレイヤーという人が多かったりもするんですよ。
平井先生自身、東京デザイナー学院の卒業生。当時は作った作品を校舎の前やパフォーマーの集まる公園などストリートで販売していたそう。「お客さんと実際に触れ合って意見を聞いたりできるのはいい機会です。だから、積極的に外に出て欲しい。デザインフェスタやアートイベントに参加したいという学生がいたらバックアップします」。授業の中でも、表現することを大切にしている。「高校までのように、みんなと同じ解答をすることが正解ではなく、自分の思いが表現できていることが正解という世界。だからゲームは面白いんです」。
この業界は、より多くのことを知ることで幅が広がる仕事。だから、PC・携帯ゲームをはじめ、いろんなものを見て・触れているみなさんは原石の塊だと思います。日々行動することで、世界をグンッと広げてくださいね。
専門:ゲームデザイン、イラスト、Webデザイン
略歴:東京デザイナー学院ゲームクリエイター科卒。ゲームソフトの開発を手掛ける(株)トライエースに入社し「ヴァルキリープロファイル」などの制作に関わる。現在はフリーランスのクリエイター兼母校の講師として後輩を育成。ファッションポイントはメガネとサンダル、そして手作りサンタのピアス。サンダルはジンクス、ピアスは仕事関係の思い出から手作りしたこだわり。