私が指導しているのは「基本情報技術者試験」の取得に大きく関わる授業です。この資格を取るためには、IT分野の基本知識であるプログラムやパソコンの仕組み、インターネットの仕組み、ITと経営など、開発からエンドユーザーまでのことを理解する必要があります。
基本と言いながら実はけっこう難しい資格ですから、授業では学生一人ひとりの知識や理解度に合わせた分かりやすい言葉や例え方を意識して指導していますね。
資格を取ることは、就職が有利になるばかりでなく、勉強する中でIT分野で役立つ視野を広げることにつながります。また基本情報技術者試験は、大学出身者でも持っている人は少ないですから、取得すれば大卒、専門卒といった枠を越えて就職でも対等に戦える武器になるので、これからもしっかり取得を応援したいです。
1年後期に南先生が担当する「資格対策」の授業では、過去の問題を解きながら、学生の苦手な部分や得意な部分を見極め、一人ひとりに学び方も伝えておられます。「資格の勉強はただひたすら問題に取り組むというイメージがあるかと思いますが、私の授業では楽しく学べる雰囲気を大切にしています。それと学生同士で教え合い、競い合えるような関係をつくれるようにしていますね」と南先生の授業に対する姿勢を教えていただきました。実際に授業では、学生たちが楽しく笑顔で資格の勉強に取り組む姿が見られるそうです。
本校では、みなさんの明るい未来につながる資格取得に力を入れています。資格を取ることで将来の選択肢はもちろん、視野も大きく広げてもらえたら私もうれしいですね。ぜひ一緒にがんばりましょう!
専門:情報処理資格・IT資格
ロボット・機械系の専門学校を卒業後、社会人を経て大学やスクールで資格取得に関する授業を担当。2019年から神戸電子専門学校の教員となり、それまでに取得した資格や専門的な資格取得指導経験を活かした授業に携わる。学生の視点に立った分かりやすく、楽しい雰囲気の授業を心がけている。