国家試験合格に向けての勉強はとてもハードです。だから教員と学生の垣根なく、アットホームな環境のなかで学んでほしい。そして、業界の未来を盛りあげる仲間として、ともに切磋琢磨していきたい。そう考えながら、日々、学生のみなさんと向き合っています。長い歴史を誇る行岡は、様々な医療現場で活躍する卒業生も多彩。そのつながりを活かした実習は大きな魅力です。3年次の解剖見学実習では、教科書の内容を実際に見て知識を定着させると同時に、医療人として持つべき心構えを養います。4か月間の臨地実習では、病院やサロン、訪問施術など、OBOGが活躍する現場で実際に働くことで実践力を磨きます。基礎的な知識や手技は学生時代に固め、卒業後も自分の価値を高めながら自分らしく活躍する。そんな新しい鍼灸師の育成に努めています。
森先生の担当する授業は解剖生理学。内臓、循環器、神経、ホルモンなど、人の身体の構造やしくみ、作用について学習していく。「初めて聞く単語も、繰り返し口にして覚え込むことが大事。何がわからないかもわからないレベルから始めても、国家試験合格をめざせるカリキュラムになっているので安心してください」。定員50名を2クラスに分けた少人数制の導入や、基礎的な手技の定着や学年を超えた学生同士のつながりができる同好会活動、各種勉強会についての情報提供など、めざす将来を意識した学びに取り組める環境を整えている。
学生同士はもちろん、学生と教員の距離もかなり近いアットホームな学校です。あん摩・マッサージ・指圧やはり・きゅうの同好会には教員も参加しています。国家試験合格を目標にみんなで力を合わせて頑張りましょう。
専門分野:解剖生理学
鍼灸に興味を持ち、行岡に入学。鍼灸科、整復科(2022年より募集停止)、教員養成課程を経て鍼灸科の教員に。「併設の治療院では私も含め教員全員が鍼灸治療に携わります」。趣味は読書。自分を鼓舞したい時には百田直樹氏の著書でやる気をアップ!