環境問題への対策を研究対象としています。その中でも、気候変動に対する2種類の対策、緩和策と適応策について研究しています。現在主に取り組んでいるのは適応策で、テーマは「気候変動による豪雨の増加や気温上昇に対して、どのように対策を決めるべきか」。決める際に使う手法や具体的な対策とその効果・費用なども研究課題です。一方、緩和策は森林保全による二酸化炭素吸収が主なテーマです。過去には人工衛星画像を使って森林の量を推定し、どの程度の二酸化炭素が吸収されているかを計算する研究も行いました。こうした気候変動に関する研究は、身近な人だけでなく世界中の人たちの手助けにもつながるはず。皆さんには気候変動対策はもちろんのこと、興味関心のある環境問題のテーマを発見して取り組んでもらいたいと思います。
マレーシア・コタキナバルでの学会発表。海外の研究者とも意見を交換しながら研究を深めました
天沼先生は、統計の基礎やデータ分析の手法を学ぶ「データ分析・統計学」や、身近な環境問題がどのように経済活動と結びついているかを考える「環境経済学」、気候変動に関する雨や気温などのデータから気候変動やその影響の将来予測を確認し、関連する分析を行う「環境技術実験」を担当予定。ゼミでは環境問題への対策をテーマとし、経済学・工学的なアプローチでシミュレーションや予測分析、データサイエンスを軸に研究を進めます。「基本的には学生一人ひとりのやりたいことを重視。好奇心を大切に研究に挑んでほしいです」。
対象の木の高さを測定する天沼先生。ゼミでは、先生の取組む研究の一部に携われる可能性も!
生きていると色んな課題にぶつかります。環境問題への対策を決めることは、自分の人生を決めていくことと似ているかもしれません。どんな状況でも自分の決断に自信を持てるように共に成長できれば嬉しいです。
2007-2012 筑波大学 社会・国際学群 国際総合学類(国際開発学)
2012-2018 林業会社 営業
2018-2020 東京大学大学院 農学生命科学研究科 農学国際専攻(農学)
2020- 国立環境研究所 気候変動適応センター 准特別研究員
2021- 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境システム学専攻(環境学)
2025.4 武庫川女子大学 環境共生学部環境共生学科 就任予定
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。