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こんな先生・教授から学べます

地球環境も守る!? 可能性溢れる材料を研究する先生

無機材料化学
理工学部 物質応用化学科
小嶋 芳行 教授
先生の取組み内容

日本は資源が乏しい国ですが、唯一、自給自足可能な資源があります。それは石灰石です。石灰石を原料としたカルシウム化合物の利用範囲は広く、建造物をつくるセメント、壁や天井に使われる石膏ボード、LED、化粧品などに使われています。また骨や歯を構成するのはリン酸カルシウムで、これは骨折や虫歯の治療などに利用することができます。私の研究室では環境問題への貢献を見据えた研究も推進中です。現在問題となっている二酸化炭素(CO2)の回収と固定化について研究を行っています。減圧下で炭酸塩を熱分解することによりCO2を回収し、これを貝の成長に使用すること、再び炭酸塩とすることを研究しています。また廃材となるセメントや石膏ボードを再利用するための技術や仕組みの構築を考え、環境保全に貢献していきます。

化学によってもたらされる灯が、人と社会を照らし続けています

授業・ゼミの雰囲気

50年の伝統と実績で、“この分野のNo.1を目指す”

物質応用化学科は2018年に創設80周年を迎えた伝統のある学科。小嶋先生が指導する研究室は50年以上無機材料の研究を行っており、その間に積み上げてきた知見は、産業界でも高く評価されています。小嶋先生は“この分野のNo.1を目指す”という気概をもって学習研究に取り組み、後進の育成に励んでいます。「材料の粒径や形状、構造、分布および組織を制御することで、無機材料は多様な分野で活用できる材料になり得ます。まだ知られていないことも多く、とても研究しがいのある材料だといえるでしょう」

学科の卒業生は2万人を超え、研究室の卒業生も1500人超。そのネットワークも研究室の大きな財産です

キミへのメッセージ

夢を抱いて歩むことが、キミ自身を大きく成長させます

皆さん、ぜひ夢をもってください。夢をもつことで、自分でも気づかないうちに、実現に向けて努力するようになります。それが積もり積もって、いずれ大きな力になります。その夢を物質応用化学科で叶えてみませんか。

「衣食住に関する身近な物の多くに化学が関わっています。無機材料化学は可能性に満ちた魅力的な研究です」

小嶋 芳行 教授

専門:無機工業化学、無機化学、無機材料・物性
略歴:1986年、日本大学理工学部工業化学科卒業、1988年、同学大学院研究科工業化学専攻修了。2008年より、同大学理工学部物質応用化学科教授に就任。現在、無機マテリアル学会会長、色材協会理事、日本セラミックス協会正会員などを兼任している。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

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