VUCA(変化が激しく予測ができない)社会での新しい社会作り、ビジネス創造、および「キャリア自律」「学びの自律」について研究しています。AI・ロボットなどが当たり前となる社会、環境にやさしい社会、人間が人間らくし働く社会。現実の社会では、これらに対する取り組みがすでに始まっています。数十年に1度と言われる急激な社会変化の中で、いかに新しい社会の仕組みを作っていくか、社会課題をビジネスで解決するソーシャルビジネスをいかに創出するか、それらをワクワクしながら取り組める人材をいかに育成していくのか。次世代を作る若者に自信を持って挑戦してもらえるよう、「ビジネス教養」を身に付けた人材を育成していきたいと思っています。
飛河教授のゼミでは各人が設定したテーマをもとに発表し、全員での話し合いを中心に進んでいきます。例えば自動車がテーマの場合。電気自動車や自動運転が当たり前になり、充電が必要になれば、車自身が自動で充電をしに行きます。また、いつでも迎えに来てくれるようになれば、仕事中、あるいは帰宅後の夜間、マイカーを駐車場で待たせておく必要もありません。その時の自動車の役割は何なのか。どんな自動車が必要なのか。ルールは、等。問題解決手法を用いて、「何が問題なのか」からしっかりと討議していきます。
社会・ビジネスの仕組みを知ると、社会の不思議の理由がよくわかります。その本質を理解すれば、現在はチャンスに溢れていることに気が付くでしょう。社会で活躍できる自分を作るため、楽しく学修していきましょう。
東京工業大学工学部情報工学科卒。高知工科大学工学研究科起業マネジメントコース修了。29年間所属したグローバル企業にて、製品開発・マーケティング・経営企画・システム営業・新規事業開発・財界活動等を経験。次世代を創る若者の育成を行うため2014年に教職に転身。以来、キャリア教育を始め、社会と学生とをつなぐ活動・学びの実現に注力。2021年度、同校学生達によって選ばれる「グレートティーチャー賞」を受賞。