日本社会においてマイノリティである外国人住民がどのように統合されているか、また、どのようにして外国人が地域住民として地位達成・定住していくのか、というテーマで研究しています。移民・難民政策は世界各国で非常に重要な問題となっていますが、一つの地域や組織の中でも多様性を重視した経営によって発展を遂げた事例は数多くあります。このような事例や研究結果は私たちの生活や人生にとっても役立つ視点を提供するものなので、学生とともに研究・実践活動をすることに、やりがいや喜びを感じています。
社会学や多文化理解などの授業を行っています。移民政策を中心とした研究活動を展開しており、地域における外国人の定着支援に焦点を当て、地域の国際化を推進。学生のみなさんにも語学力や異文化理解力を養ってもらうために、留学プログラムを提供したり、ネイティブ教員との英会話サークルを運営したりしています。また、大学教育に関する事例やデータを分析し、大学教育の質の向上に努めています。これらの活動を通じて、より多くの学生が国際的な視野を持ち、地域社会に貢献することを目指しています。
西九州大学の学びは、知識だけでなく、自己の成長や社会貢献にも焦点を当てています。ぜひ、私たちの大学で新たな挑戦に取り組んでください。みなさんの才能と情熱を活かせる場所がここにあります。
2019年佐賀大学大学院システム創成科学専攻修了、博士(学術)。大学在学時に移民政策に関心を持ち、英国バーミンガム大学大学院に進学し、社会政策を研究。日系ブラジル人の教育問題について、愛知県でフィールドワークを行う。学生時代は外国人収容所への訪問ボランティアや難民支援活動に参加。現在は、外国人高度人材の定着に関する研究に取り組んでいる。その他、地域産業と連携した外国人支援を行っている。