地方の主産業である農業や漁業などの第一次産業、関連する食品関連企業は人手不足に苦しんでいます。この問題をどうやって解決していくのか、地域労働市場を含む雇用労働問題を中心に研究しています。これまで人材派遣会社に注目し、地方都市から農山漁村への労働力の供給について調査研究を行ってきました。私がこの研究を始めた2009年頃に比べ、外国人労働力や都市部の労働力をスポットで流入するアプリの利用など、新しい流れはあるものの第一次産業従事者の高齢化や機械設備導入の遅れなど複数の要因が絡み合った地域の労働力不足は大きな社会問題です。
地域が抱える多岐の問題を経済学の視点から分析し、学生と共に打開策を模索することで地方経済の活性に寄与したいと考えています。
身近で関心のあるテーマに取り組むことが大事。私自身は大学時代に農家の人手不足問題に気が付きました
1~2年生で経済学の基本を学び、地域経済、公共経済、国際経済を学びます。ゼミでは「地域」に関する経済的諸問題について考えるにあたり、実際に地元企業や団体などを訪ねるフィールドワークを行っています。研究テーマは、学生が興味を持ったことや疑問に思ったことを、自ら「考え」、「行動し」、「解決する」ことを大切にしています。学生たちは地元の優良企業の経営戦略を分析したり、岩手県の果樹のブランディングについて分析したりと主体性をもって研究活動に取り組んでいます。今後、地元企業とのコラボなども予定しています。
経済学的視点で地域の課題を学ぶ。卒業後は地元就職する学生が多い
人から言われて行動するのではなく、興味を持った分野を自ら学び行動することが目標到達への近道です。全力でサポートするので、一緒に学び、地方・地域を豊かにしましょう。
学生時代はラグビーや登山をしていたという高畑先生。「登山に再挑戦したい。登るなら早池峰山ですね」
専門:地域経済、食料農業経済学、地域労働市場論
1984年盛岡市生まれ。北海道大学大学院農学院共生基盤学専攻共生農業資源経済学講座修士課程・博士後期課程修了、博士(農学)。同大学大学院農学研究院専門研究員、富士大学経済学部専任講師、准教授を経て2024年から現職。農業専門派遣会社のアドバイザー(2018年4月~)等の社会活動も行っている。著書『農業における派遣労働力利用の成立条件~派遣労働力は農業を救うのか~』
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。