地域社会が直面している課題の解決や、持続可能な発展を支援するためのICTの活用をテーマに研究しています。日本各地で人口減少や高齢化、地域経済の衰退など共通の問題を抱えていますが、解決を目指すにはまず地域住民や行政、企業などが協力し、効率的、効果的に情報を共有することが不可欠です。例えばスマートフォンのアプリでリアルタイムに地域のイベント情報や緊急時の連絡を共有できるようにすれば、住民同士のコミュニケーションが活性化され、結束力が強まることも期待できます。これからますますウェブサイトやスマホのアプリなど身近なツールが個人やコミュニティーの意識や行動を変え、社会を変えていきます。ICTで地域社会を元気にするため理論と実践の両面から研究を進めています。
学生プロジェクトもデータ収集と分析を行い、評価をしながら質を高める
1年次の情報基礎の講義でデータの見方から始め、2、3年では高度なデータ分析やICTを活用したビジネスモデルについて学びます。ゼミでは地方自治体や企業と連携し地域課題の解決に取り組めるのが特長。例えば仙台市の商店街とは活性化をテーマにSNSでの情報発信やイベントの企画提案、実施を経験。東松島市では住民の健康意識を高めるという課題に対し、学生自らウェブサイトやアプリを構築して情報発信を行い、地域の小学校との連携した取り組みに発展させました。デジタルに偏らないリアルな現場での学びを大事にしています。
東松島市のイベントで住民の健康意識を調査。学生たちも現場でしか得られない体験を楽しんでいる
ビジネスだけでなく、私達は常にネットワークに繋がっています。ICTを活用すると自分たちの行動や世の中がどう変わっていくか変えていけるか。今後ますます意義のあるテーマだと思います。一緒に挑戦しましょう。
子どもの頃から趣味というアクアリウム。「魚や水草など水中の生態系」に魅力と癒しを感じるそう
情報科学専門。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程単位取得満期退学。修士課程を修了後、広告会社でメディア戦略策定業務に従事し、その後博士課程に戻る。2011年4月から2020年3月まで石巻専修大学経営学部(助教、准教授)を経て2020年4月より現職。千葉県出身。
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