動物園で仕事をするならばやはり人と話せるようにならなくてはと思い、接客のアルバイトなどを経験し、苦手を少しずつ克服することができました。今ではオットセイショーなどで多くのお客様の前で話をし、動物の魅力を伝えられることがやりがいになっています。また、オットセイの担当をし始めた頃は、動物「種」としてオットセイの勉強をしていました。でも携わっていくと「個」としての魅力がそれぞれあって、性格も違うのだと気付きました。トレーニングでもこの子に合う方法は何かを考えて対応を変えていくと、きちんと結果が出てくる。それが面白いですし、やりがいを感じます。
小・中・高とずっと人見知りで、人と話すことが苦手でしたが、人を喜ばせたいという気持ちがありました。また自宅でワンちゃんを飼っていたのですが、お世話をすることで元気をもらえ、「やっぱり私は動物が好きだな」ということに気づきました。動物関係に携わって、お客様を喜ばせたいという思いから東京ECOに入学しました。現場での実習がとても充実しており、1年生の時から動物園で勉強ができるところも魅力的でした。
東京ECOの文化祭でアニマルショーをやることになり、そのチームのリーダーをやらせていただきました。私自身人をまとめるのがその時が初めてで、すごくドキドキしながら、「私やります」と言って、メンバーを集めました。私はショーの構成や演出、音楽、台本作りなどをメインでやらせていただき、みんなと話し合いをしながら進めていきました。最終的にみんなが満足できるようなアニマルショーができたことは、今でも鮮明に覚えています。その時の協調性や、チームワーク、リーダー性というのが、今の職場で役立っています。
東武レジャー企画株式会社東武動物公園勤務/動物園・動物飼育専攻/2012年3月卒業/東京ECOを卒業後、動物園と遊園地が融合したハイブリッドレジャーランド東武動物公園に就職。希少なホワイトタイガーをはじめ全120種類1200頭の動物が飼育されている動物園において、オットセイ・アザラシ・ペンギン ・ミニブタの飼育やチームリーダーとしてオットセイショーを担当。