現在は、農産物の収穫体験が出来る観光農園のスタッフとしてお客様の案内や、イチゴの管理・販売、イチゴ狩りに関する業務を行っています。私が勤務している観光農園では、ベテラン農業者の経験・ノウハウを大切にしながら、ハウスの中の環境を制御するシステムを使用して科学的な農業を目指しています。もちろん、自然が相手ですので、予定通りイチゴができるか不安も多いですが、しっかり美味しいものができた時はとても嬉しく、イチゴ狩りに来たお客様に美味しかったと直接お言葉をもらった時には、やりがいを感じます。今後は、イチゴの苗を作ることにもチャレンジしてみたいです。
高校生の頃から、食べ物を一から育てて作ってみたり、なんでも自分で出来る農家さんに憧れて、今の分野を目指し始めました。愛甲農業科学専門学校へは、講義の時間のほかに自分のやりたい事や知りたい事を追求できる時間がしっかりあるのが魅力的だと思い選びました。職場では、一日に作業がどこまで進むかがとても重要ですし、作業方法を工夫して、1%でも作物の収穫量を増やせるよう常に考えながら行動しているのですが、これは学生時代に、もっと良い方法がないかを考えながら実習し、何度も挑戦して色んなデータを記録してきたので、その経験が役立っていると感じています。
先生と学生との距離が近いところも魅力のひとつです。先生や事務員さんと気軽に話せる明るい環境で、分からないことがあれば一対一でアドバイスも頂けました。また、学生時代は、水耕栽培を中心に色んな方法で栽培することに挑戦していました。同じ野菜でも環境や育て方を変えると生育スピードや栄養など様々なことが変わることが知れて楽しかったです。色んな経験をする事でアイデアが思いつき、前の栽培よりも良いものが作れたことも良い経験になりました。
エボルオ株式会社 勤務/システム栽培学科/2020年卒/専門学校時代にいちごを育てたのがきっかけで、いちご農園での仕事に興味を持った横山さん。将来は独立して、自分で農園を運営することを目標に現場での経験を積んでいる。