有名ホテルでブーランジェとしての人生が始まりました
2025年4月、「ホテルメトロポリタン エドモント」に配属され、現在はホテル内のショップで販売するサンドウィッチの仕上げを担当しています。開業40年を迎える有名ホテルが提供する商品ですので、信頼に応える質を保つとともに視覚にも訴えられるように、丁寧できれいな仕上げを心掛けています。まだ、至らないことばかりですが、先輩方の指導を受けながら少しずつ仕事を覚えていき、パン生地の作成から関われるようになることが目標。調理や製菓、そして厨房以外のスタッフの方々からも多くのことを吸収できるのがホテルで働く魅力なので、日々の業務を通して人間的にも成長し、将来は私が考案したパンで多くの方を幸せな気持ちにしたいです。
小学生の頃から英語を習っていたこともあり、いつかは英語を使う仕事に就きたいと思っていました。しかし、コロナ禍の中で過ごす中学・高校生活が自分の目標をもう一度見つめ直す機会になり、さまざまな分野の仕事について調べ始めました。その中でパティシエやパン職人として活躍されている方の「人を笑顔にできる仕事」という言葉に感銘を受け、自分もそうなりたいと思ったことがきっかけです。幼少期からシュークリームやパウンドケーキをつくって家族に食べてもらっていたことも大きな要因になったと思います。そこから学校選びを始め、渋谷という立地や「毎日実習」のカリキュラムに惹かれたYAMANOTEに入学することにしました。
上司の指導を受けながら季節限定のパンをつくります
実習の時間が多ければ、その分、短期間で技術が身につくと考えて入学したのですが、実習量に比例して覚えることが増えるのは当然のこと。初めの頃は付いていくことに必死でした(笑)。しかし、努力は裏切りません。日が経つごとに自分の技術が少しずつ向上していることに気づき、だからこそ次の課題、新たな練習にも身が入ったのだと思います。通常の実習では、つくったものは自分たちで食べますが、ショップトレーニングというプログラムでは実際のお客様に販売するため、いつも以上にクオリティを意識しながら準備しました。その結果、私たちの班が考案した「梅紫蘇チーズ揚げパン」は会期中の売り上げ1位を獲得。嬉しい瞬間でした。
同期入社の仲間とも楽しく切磋琢磨しています
日本ホテル株式会社 ホテルメトロポリタン エドモント 調理部 製菓・製パン課(製パン) 勤務/製菓総合本科 卒/2025年卒/小さな頃からお菓子づくりが好きだったが、上手につくれているか自信がなかったSさん。そのためバレンタインなどのイベントで友達にプレゼントするケーキは母親に手伝ってもらっていた。その後、製菓・製パンの道に進むことを決めてからは専門学校のオープンキャンパスにも積極的に参加。中でも先生・先輩方のフレンドリーさや、実習が毎日できることに魅力を感じたYAMANOTEに入学。「在学中は学習上のことだけでなく、プライベートな相談にも親身になってくれる先生や職員の方たちが心の支えになりました」と感謝している。
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