アート性の高いケーキが人気の“カフェコムサ”。全国に32店舗を展開中で、入社3年目の私は天満橋京阪シティモール店で店長を務めています。“カフェコムサ”のケーキづくりは、フルーツを精細に扱うことが特徴ですが、学生時代にしっかりカット技術を磨いてきた成果を発揮しています。各店舗が独自のフルーツケーキを創作、販売する「フルーツの日」は、お客様だけでなく、私たちも楽しみなイベント。パティシエの発想力も試されますが、ここでも在学中に数えきれないほどのケーキを作った体験が活かされます。お客様から「ありがとう。おかげで幸せな気持ちになったよ」といった言葉をいただく時は、私自身もハッピーな気分に満たされます。
幼い頃から母親とお菓子づくりを楽しんでいました。粘土遊び感覚で好きなカタチを作り、焼き上げるとおいしく食べられることが大きな魅力。進路選択時には、迷わずパティシエになろうと決めました。DAICHOに入学した理由は、実習授業が圧倒的に多いこと。なかでも「毎日実習」は文字どおり毎日実習を行うカリキュラムで、現場で即戦力になれる技術が身につきました。ある日、“カフェコムサ”に就職した卒業生のSNSに、これまで見たことが無いキラキラしたケーキが登場。「私もこんなケーキを作ってたくさんの方を笑顔にしたい」と考えて就職を決意しました。パティシエとしてのモットーは「自分が食べたいと思うケーキしか提供しない」です。
DAICHOのオープンキャンパスに参加した際、アットホームな雰囲気に感激しました。在校生が優しく話しかけてきてくれて、不安がスーッと解消。私もここで学んでみたいと思いました。入学後は「毎日実習」で、ただ単に毎日作るだけでなく、いつもメニューが違うのもポイント。数えきれないほどのレパートリーを経験しました。イベントやコンテストもたくさんありましたが、一番印象に残っているのは「値決めカフェ」ですね。学生が考案・作成したケーキを一般の方が評価。満足度で値段を決め、コメントもいただく貴重な体験です。お菓子を大量に作って百貨店で販売した際には、プロとしての責任感も養えました。
株式会社コムサ(カフェコムサ 天満橋京阪シティモール店) 勤務/製菓総合本科 卒/2018年卒/入社2年目から店長を任されているSさん。パティシエとして腕を振るうのはもちろん売上や原価、材料発注などの管理業務も担当。現在は3店舗の従業員指導も行っている。器用な人物に思えるが、意外なエピソードも。「DAICHOに在学中、一般のお客様にケーキを販売するイベントで、当時の私はフルーツのカットが苦手で、ずっと先生にサポートされていたんです。時間に追われる中、それでも先生は他の学生に代われとは言わず、おかげで最後までやり抜くことができました。自信をつけさせてくれた先生に感謝しています」。