僕の勤める「ワインビストロ クレアトゥール」は、流行にとらわれない本当に美味しいものを提供することをコンセプトに料理を作り続けているお店。シェフとして、料理の提供とメニュー開発、お店の運営などを任されています。料理を作っている時は、試作をし、改善点が出てきて、その原因を突き止め、また試作という繰り返し。そうしてより良い料理ができた時の喜びは、言葉では表せません。結果が出た時とそれまでの過程で、それぞれ違う感覚のやりがいを感じることができるんです。料理は、一生かかっても全てを知ることはできないくらい幅広く奥深くて、だからこそ最高に楽しい仕事だと思います。
もともと物作りが好きで、料理の世界を選んだのは「直感」でした。テレビで料理を作るシェフの姿を見て「かっこいいな」と思ったこと、また、中・高と夕食作りを任されていたことがあり、料理に親しんでいたことも大きかったです。現在の勤める「クレアトゥール」は、僕が上京して初めてアルバイトをしたお店。初めてシェフの料理を食べた時、その美味しさに魅了されました。その時の感動は今でも心に残っています。2年後にはフランスに修行に行くことが決まっています。26歳までには独立して自分のお店を持ちたいという夢があり、オーナーも応援してくれてます。今、お店を任せてくれているのも、自分の夢を応援してくているからなんですよ。
料理だけでなくデザートについても学びたいと思っていたので、調理と製菓の両方を同時に学べる東京スイーツ&カフェ専門学校を選びました。2年間の学校生活は充実していました。普段の授業・実習で学ぶ内容はもちろん、放課後の自主練習の際には、先生方からより具体的で高度な、プラスαの技術や知識を学べたことも大きかったです。実習で、リーダーとして指示を出す役割を任された際には、うまくコミュニケーションが取れずに迷ったこともありました。どうすればいいかを冷静に考える中、人に伝えることの大切さを実感しました。コミュニケーションやメンタル面をコントロールできるようになったことは、今の職場でも大いに活かせています。
ワインビストロ クレアトゥール 勤務/パティシエ・カフェ科/2016年3月卒/学生時代からアルバイトに励んでいたという「ワインビストロ クレアトゥール」で、根本さんは現在、シェフとして腕を振るっている。「仕事での嬉しいエピソードはたくさんあります。カウンターキッチンになっているので、直接お客様から『美味しい』と言う声を聞けることが、何より嬉しいです」。26歳までに独立してお店を持つことを目標と根本語るさん。そんな根本さんの目標を応援してくるオーナーは、根本さんにとって理想であり目標とする人物だという。「多くの経験を積んで、偉大なオーナーを超えられるよう頑張ります!」と力強く語ってくれた。