幼稚園教諭として、現在、年少組の園児33名の担当をしています。出勤後、こどもたちが登園するまでに保育室の環境を整えることから一日がスタートします。私の好きな活動は、友だちとかかわって遊ぶことのできる引っ越しゲームやフルーツバスケットなどのゲーム活動です。ゲームを通してルールを知り、ルールを守りながらゲームの楽しさを体感する。その中でさまざまなことを学んでいきます。年少組のこどもには、自分でやりたいという意欲や自主性を身につけ、積極的に行動できる子に育ってほしいと願っています。何事も自分中心だった子が友達の思いを知り、かかわろうとする姿を見たときこどもの成長を感じ、この仕事にやりがいを感じます。
印象に残っている授業はたくさんあります。中でも、リトミックや造形活動などの豊かな表現力を養うための授業で学んだこと、そして障がいのあるこどもたちへの表現遊びの授業で学んだこと、その一つひとつの授業が役に立っています。日々の保育内容については、ある程度担任に任されています。私はリトミックを月に一度、専門講師の指導のもと行っていますが、大学で学んだからこそ、こどものお手本になるような動きができると思います。また、活動内容を考えるときは前回の活動を振り返りつつ、次はよりよい活動になるよう計画します。在学中に作った作品は今でも使っており、大学4年間で培った知識や経験が、今の私を支えていると実感します。
私が勤務している宝仙学園幼稚園は大学のキャンパスに隣接しており、在学中に何度も実習を経験した場所です。一人ひとりのこどもたちと向き合い、それぞれのこどもたちの状況を理解した上でかかわっていく先生方の姿に憧れて、この幼稚園へ就職しました。その素晴らしい先輩の先生方から指導を受けつつ、日々仕事ができる環境に感謝しています。これから先、いずれは卒園生を出すことができたらいいなと思っています。恵まれた環境で経験を積みあげ、こどもたちと一緒に私も成長していきたいです。
学校法人 宝仙学園幼稚園勤務/こども教育学部 幼児教育学科/2017年卒/小学生の頃から年の離れた弟のお世話が好きで、その頃から幼稚園の先生になりたいと考えていた染谷さん。「中学・高校では定期的に保育所や学童でボランティアを行い、その経験を通して幼稚園の先生への思いはますます強くなりました。大学受験にあたりこども教育宝仙大学について調べましたが、少人数の授業の中で保育が学べること、興味のあることが豊富に学べるなど、教育環境の良さが魅力で入学を決めました」。