病院救急救命士の業務として、転院搬送業務と救急外来業務の2つに従事しています。転院搬送業務では、当院保有の高規格救急車3台を使用し、緊急度・重症度が高く治療困難な患者を3次医療病院へ搬送する「上り搬送」と、急性期治療を終えて、リハビリテーション・療養を目的とした医療機関まで搬送する「下り搬送」業務を行っています。救急救命士は人の命を救うスペシャリストのため、上記のような緊迫した状況下でも、迅速かつ的確に判断しなければなりません。責任重大ではありますが、その分やりがいを感じています。
実際に救急車に同乗し、車内での活動などより実践に近い事を学ぶことができたのは、とても印象に残っています。また、国家試験の間際には朝から晩まで仲間と問題を出し合い、知識を深め、共に勉強したことは最高の思い出となりました。
私自身、人命救助への強い憧れがありましたので、救急救命士の資格が活かせる職種の消防士を目指し、卒業後に消防士として5年従事しました。その後、救急救命士として医療の知識と技術を深めたいと思い、医療機関への転職を決意しました。漠然とでも「誰かの命を救いたい」と思っている方は、ぜひ一度、救急救命士の仕事について調べてみてください!
医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院 勤務/救急救命学科 卒/2016年 卒/札幌北斗高等学校 卒