私は今、理学療法士として、医師の指示のもと患者様一人ひとりに合ったプログラムを考えて、入院患者様の治療にあたっています。患者様は、脳卒中などの病気や転倒によって身体機能障害をもつ方が多く、大きな責任とやりがいを感じます。私の提供するプログラムで患者様が回復されていく経験を何度もしました。昨日できなかったことが今日はできるようになったり、退院できる状態までに回復された方もみえます。直接、患者様やご家族から感謝の言葉を頂くこともあって、この仕事を選んで良かったと毎日思っています。
モノづくりが好きだった私が通っていたのは、工業高校。男子生徒に囲まれて、機械操作や製図、機械力学などを学んでいました。進路を考え始めた頃、理学療法士という仕事を教えてくれたのが、医療業界で働く母でした。工業高校から理学療法士になれるのか、ちょっと不安でしたが、高校で学んだことと理学療法には共通点がありました。たとえば「モーメント」という用語は、どちらにも使われます。理学療法の授業で、この用語を聞いて、工業高校での学びがリンクし、より深く理解できました。実際に、「あいち福祉医療専門学校」の同級生や先輩の中には、工業高校出身者も多くて、励みになりました。
私は入職10年目になります。患者様からは「先生」と呼ばれる立場。その名に恥じないように更なるスキルを身につけたいです。そして多くの患者様の役に立つことが目標です。そのためにも勉強は欠かせません。当院は、「あいち福祉医療専門学校」の卒業生が多く、アドバイスをもらったり相談がしやすい環境です。終業後でも親身になって先輩方が知識や技術を教えてくださるので、相談がしやすいです。それでいて休日もしっかり取れるので、自宅での勉強も休息や趣味の時間も、たっぷり取れています。この恵まれた環境を活かして、これからも頼られる理学療法士であり続けます。
医療法人昌峰会 加藤病院 総合リハビリテーション科 勤務/理学療法学科/2015年卒/モノづくりが好きな工業高校生から理学療法士をめざし、理学療法士の国家資格合格に強い「あいち福祉医療専門学校」に進学。「今までこんなに勉強したことがないほど、クラスメイトと一緒に国家試験の勉強を一生懸命しました。スポーツが得意で団結力もあるクラスで、校内のスポーツレクリエーション大会では3年連覇を達成。就職した今も一緒にごはんを食べたり、仕事の情報交換をするなど、かけがえのない友達が、あいち福祉医療専門学校でできました」と小林さん。