山口市内でイタリアンのお店を経営しています。「食」を通じて人とのつながりを感じること、また街づくりに貢献できていることにも喜びを感じています!調理師の魅力は「評価が早い」こと。自分が作った料理を食べたお客様に目の前で喜んでいただけるのが大きなやりがいです。この道へ進むきっかけは、料理上手な母や、テレビで見る料理人の方々へ憧れを抱いたことでした。幼いころから母の料理が大好きで、母のように美味しいものを作れたらなあ…と思っていましたし、テレビ番組でシェフがご家庭の冷蔵庫を開けて「これらの残り物で美味しい料理を作ります!」と、手際よく何品も作っていく様子はかっこよくて、調理師を志すようになりました。
専門学校へ入学する以前に料理の経験はありませんでしたが、初めてオープンキャンパスで訪れた際、先生たちが優しく、親身に料理を教えてくださり、学生との距離が近かったことに魅力を感じました。そして「調理師科2年コース」では調理の基礎や専門的な技術の習得はもちろんのこと、2年間のカリキュラムで経営や栄養学、サービスまで幅広く学ぶことができると知り、就職先の選択肢も広がると思って進学を決めました。卒業後は飲食店のホールや厨房での仕事を経験しましたが、どのポジションにおいても学校で学んだ知識や技術が役に立ちました。
卒業後、調理師として働き始めたときには、すでに調理道具の名前や専門用語、衛生面で気をつけることなどの基礎が身についていたので、より効率的に働くことができました。就職する前は調理師とはハードな仕事のイメージで心構えをしたものですが、実際のところは大変さ以上に、自分の腕・努力・やりかた次第で活躍できる実感のほうが大きいです。いま私はとても有意義に楽しく働けていて、次にチャレンジしたいのは2店目をオープンすることです。1店目はイタリアンレストランですが、2店目は一人でも気軽に立ち寄れる和食の小料理屋にする予定です。2店舗の経営を通して地域に密着し、湯田温泉を訪れる皆さんに愛されるお店にしたいです。
炭火イタリアン grigio(グリージョ)オーナー・調理師/調理師科2年コース 卒/2011年卒/「調理師の道は楽しいばかりではなく、険しく厳しいこともありますが、終わりがなくずっと成長できる仕事だと思います。料理の仕事に少しでも興味がある方はぜひチャレンジしてみてください!」と笑顔で語ってくれました。