現在、食事・入浴・排泄介助など介護全般を担当していますが、介護の仕事は困難の連続。特に、麻痺のある方や関節の動かしにくい方などには臨機応変に介助の仕方を考える必要がありますし、認知症の方への接し方は毎日難しさを感じています。それでも、利用者様から「ありがとう」と言われた時にはやりがいを感じます。人の役に立つ仕事に就きたい、人と接する仕事をしたいと思い選んだ職種なので、また頑張ろうと思えるんです。今、5年目になり後輩に指導をする機会が増えてきたことで、私は人に教えることが出来るぐらい成長することが出来たんだなと感じることをとてもうれしく思います。
高校の職場体験で高齢者施設へ行き、普段接することがあまりない高齢者とお話したり、介護の様子を見て楽しそうだなと思ったのがきっかけです。高校時代は保育士または介護福祉士のどちらになろうかと迷っている時期がありました。しかし、職場体験や高校時代に行った独居老人宅訪問のボランティアなどを通して人の役に立つ仕事がしたい、人と接する仕事がしたいと考え、介護福祉士になろうと決意しました。高齢化社会と言われる今の時代、介護職は本当に重宝される存在だと思います。今までもこれからもこの仕事があるからこそ、支えられている人はたくさんいると思います。だからこそ社会に貢献できる素敵な仕事だと思います。
実技の授業は基本のものとなってくるので、必ずしもその技術が使えるかと言われればそうではありません。しかしながら、その基礎があるからこそ片麻痺の方や拘縮(こうしゅく)がある方など臨機応変に介助の仕方を考えることが出来ていると思います。試験対策も、問題を解くだけでなく間違えた部分はなぜ間違えたのか内容を掘り下げる学習で、正解である根拠を再確認したり、誤りの選択肢がもつ意味を考えて正解を理解するなど、内容をきちんと理解することができました。また、模擬試験を行うことによって、本番当日の試験では気負いすぎず、普段通りリラックスして行うことが出来ました。
介護福祉士/介護福祉学科 卒/2017年卒/高校の職場体験で高齢者施設を訪問したことがきっかけで、現在、介護福祉士として活躍中の齊藤さん。今後、どのように成長していきたいと思っているのかをお聞きすると「5年目と中堅に差し掛かっている中で、まだできていない部分があります。そこを成長させると共にコミュニケーション能力を向上させていきたいです」と語ってくれました。