ハイスペックな分析装置が数多く揃っている会社です
私の担当は生化学検査。近畿2府4県の医療機関から届く血液や尿などの検体を生化学自動分析装置にかけ、決められた時間までに検査結果を報告するという業務です。24時間365日稼働なので、現場は3交代制勤務。チーム全員で力を合わせ、患者様の診断と治療に必要な検査結果を迅速に臨床に届けています。多い時は1日に20,000件以上の検体を扱うことも!そんな時も効率よく正確に検査をこなし、すべての報告を時間内に完了したときの達成感は格別です。入社時には臨床検査の知識はゼロ。検査項目も数値の意味も、生理学的な専門用語もわからないスタートだっただけに、習得した知識を活かせた時には大きなやりがいを感じました。
入社して11年目。主任としてチームを率いるポジションを任されているので、若いスタッフの指導には特に力を入れています。10歳以上も年下のスタッフとのコミュニケーションや、分かりやすい指導の仕方などにも、自分なりにいろいろ工夫しながら頑張っています。仕事を教えたスタッフが一人でスムーズに業務をこなせるようになり、着実に成長していく様子を見ると、自分のこと以上にうれしく感じます。生化学検査以外のセクションにも興味はありますが、今はこの業務でのスキルアップを図ることでさらなる信頼を得て、もっと上の立場に立って、チームはもちろん会社全体をリードしていきたいと思っています。
自動化されていない業務は、効率よく手作業で行います
分析化学を専門的に学べる学校は全国でも数少なく、その中で日本分析化学専門学校と出会い、自分の学びたいことはここにしかない!と進学を決意。佐賀から大阪へ引っ越して、入学と同時に一人暮らしを始めました。仲間と一緒に課題に取り組んだり、お互いの家を行き来することも多かったので、学生生活も不安なく伸び伸びと楽しく過ごせました。1年目は化学の基礎を徹底して学び、2年目からは学科ごとに専門性を深め、微生物や匂い化学など幅広い分野の実験にも取り組みました。この学校で学んだおかげで、就職後にも、化学分析の経験値とピペットなどの検査器具の取り扱いでは他の人には負けない自信が持てました。
検査データの最終確認は目で見てチェックしています
株式会社オー・ピー・エル(OPL)勤務/医療医薬分析学科/2014年卒業/業界初の臨床検査受託総合ラボの合弁会社として設立した企業に就職した田代さん。臨床検査の品質と能力に関する国際標準マネジメントシステム規格であるISO15189認定を取得する際には、申請書類などの作成にも活躍した。専門学校での経験を活かした分析器具を取り扱う速さと正確さでは高く評価されている。結婚3年目で1児のパパ。「家に帰って子どもと遊ぶのが、一番の気分転換になりますね。仕事終わりにはバイクを飛ばしてまっすぐ帰宅しています。昔から良く言われていますが、目に入れても痛くないくらいかわいいです」。
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