身に付けた材料や機器の使い方、滴定分析や原子吸光分析などの分析技術で、航空・宇宙分野で活躍したい
私が感じているこの仕事のやりがいは、自分なりにノウハウを模索できることです。私は現在、航空機に使われる降着部品の製造ラインでメッキ工程を担当しています。実は、メッキというのは具体的な原理が明らかになっていない分野なんです。なので、作業する度に自分なりに試しながら薬品の配合等を考えていけるのですが、その点が特に面白いですね。
学生時代は仕事に役立つ分析手法を学べました。特に材料や機器の使い方といった基礎から、滴定分析や原子吸光分析の方法など、本当に様々な分析手法を学ぶことができました。学校には大学にない実験機具もあり設備も充実していました。実験機会も多くありましたが特に、滴定分析は今の仕事にも役立っており実学を学べたと思っています。
メッキの滴定分析。毎朝この作業をしてメッキの状態をチェックします
原子への純粋な興味があったのでこの分野を選んだのですが、元々天文学が好きで、宇宙について興味を持つうちに、原子レベルの話が出てきたのがきっかけでした。原子への興味から高校は化学工業科への進学を決意。高校の先生の薦めもあり、分析化学の道に進むことにしました。
次工程のための下地処理、不活性工程で鉄製品に特殊な皮膜をします
●興味・関心軸を持つ
現在の航空・宇宙分野の仕事に巡り会えたのも、私自身が天文学に興味・関心があったからです。
●化学の世界の広さを知る
製造業の世界でも日常的に薬品が使われます。いろいろな世界で分析が役立つことを知ってください。
●実務的なノウハウを学ぶ
分析手法の他にも、薬傷の手当の仕方なども徹底的に学びました。仕事で活きる知識も大切ですね。
メッキを付着させない部分をマスキング
住友精密工業(株)勤務/環境分析学科/2010年卒業
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。