この仕事に課せられた一番の使命は、飛行機を安全にかつ、決められた時刻にきちんと出発させることです。そのことが結果としてお客様のためになることであり、定時に飛行機が滑走路から一機ずつ無事に飛び立っていく姿を見る時には、自分の中で大きな達成感があります。飛行機が出発するまでには様々な工程があり、それをチームで連携してスムーズに行うことで、お客様に迷惑をかけずに仕事をやり遂げることができるのですが、チームプレイがうまく機能した時の爽快感や充実感も大きいものがあります。
最も印象に残っているのは在学中に参加したボランティア活動です。札幌マラソンなど様々な行事にボランティアとして参加することで、一番感じたことは「誰かのために働くことが、自分自身のやりがいにつながる」ということでした。このことは、現在の仕事の中でも活きていて、お客様の送り出しや、定時出発の徹底などはこの考え方がベースにあるからこそだと思っています。また、在学中に多くの現場経験豊富な先生と出会い、様々な指導を受けることができたことも、この仕事をやる上で大きなプラスになっていると感じています。
私が従事しているハンドリングという仕事は、お客様とは直接関わらない仕事ですが、飛行機を使う人を支える仕事で、間接的にお客様のためになる仕事だと思っています。「誰かのためになりたい」と思っている人は、仕事選びの選択肢の一つとして考えてみてもいいのではないかと思います。この仕事について、もっと知りたい人はぜひJAAのオープンキャンパスに行って、詳しく話を聞いてみてください。きっとその魅力がわかってもらえると思います。
株式会社JALグランドサービス札幌/空港技術科 卒/2020年3月卒