都内にあるホテルで、挙式や披露宴、イベント時の音響・照明・映像のオペレーションを行っています。当社からは4名が常駐していて、会社のスタッフ以外ともコミュニケーションを取りながら仕事を進めています。ホテルの裏方の仕事ですが、音響や照明は、挙式や披露宴には欠かせない演出。また、お客様にとって大切な日のイベントだけに失敗は許されません。そのため、ミスなく無事にやり終えたときには達成感があり、披露宴という場に携わることで、私も幸せを分けていただいた気持ちになれることもやりがいにつながっています。入社7年目を迎え、責任ある仕事も任せられるようになりました。今後は後輩たちの指導にも力を入れていきたいです。
小学校では金管バンド、中学・高校は吹奏楽部に所属していたので、いつも音楽が身近にありました。将来の進路を考えていた際も、やはり好きな「音楽」に関わっていきたいと思いました。複数の専門学校に行きましたが、最終的に尚美を選んだのは、学びの幅の広さに魅かれたからです。当時は、まだ音響か照明かで迷っていたので、どちらも学べるカリキュラムはとても魅力的でした。挙式などの音響演出は、ホテルやブライダル系の学校でも学ぶことができますが、尚美のように音楽に特化しながら学び、音響・照明のプロフェッショナルになるためのスキルを身につけると、仕事の幅が広がります。尚美で学んで本当によかったと思っています。
学内イベントには積極的に参加しました。ダンス学科のイベントで音響を担当するなど、学生時代から実際の現場と同じ経験を積み重ねてきたことは、今の仕事にとても役立っています。また、現場をよく知る先生方から、イベントはチームで協力しながら作り上げていくものであることを、繰り返し教えていただきました。好きなことだから毎日楽しく学ぶことができ、同じ業界を目指すクラスメイトとともに学ぶ日々は刺激がたくさんありました。当時の仲間は、さまざまな場で仕事をしています。音響の仕事といっても現場によって違うので、仲間と情報交換することがとても勉強になり、またモチベーションにもなっています。
株式会社放送サービスセンター 勤務/音響・映像・照明学科/2018年卒/専門学校を卒業後、音に関するさまざまな仕事を請け負っている株式会社放送サービスセンターに就職。入社1年目は、研修期間として幅広い仕事を経験した。中でもホテルでの仕事に魅力を感じ、2年目からは同じホテルに常駐している。裏方とはいえ、仕事をする際はスーツを着用。「スーツを着ると、“本番なんだ”と自然と気持ちも引き締まります」(羽鳥さん)。その丁寧な仕事ぶりに現場スタッフからの信頼も厚い。