全国各地に路線展開するJALグループのジェイ・エアに、2015年入社しました。入社当初はいきなり全国を飛び回ることができるわけではなく、長期間の訓練ののち乗務機種の国家資格を取得するとともに、厳しい社内審査を受けなければいけませんでした。まさに訓練に次ぐ訓練でした。現在機長として様々な路線に乗務していますが、悪天候の中、無事目的地に着いた時や、自分が思い描いたとおりに操縦できた時は大きなやりがいを感じます。多くのお客様の命をお預かりしている責任感と、安全運航に対する使命感を持ちつつ仕事にあたることは、入社以来変わらず最も大切にしていることです。
小さい頃に見たコックピット内の景色に心を奪われ、パイロットを志すようになりました。私の場合は飛行機そのものが好きというより、操縦席に座ってこんなに大きなものを動かせるということに感動しました。大阪航空専門学校に入って一番強く感じたのは、教官との距離がすごく近いということ。ほぼマンツーマンで指導していただけ、その場ですぐに質問できたのが良かったです。教官は自分のクセなどを把握していて、自分に合った細かい指導をされていたと思います。また、パイロットになった後のアドバイスもいろいろ伝授していただきましたが、機長として全国を飛び回る今でも、なるほどと思えることがたくさんあります。
目標は、パイロットの職を退くまで安全運航を堅持することです。この仕事は知識・技量を熟成させるために、常に向上心を持つ必要があります。航空業界では多くの若いパイロットを必要としていて、あとに続く人が一人でも多く出てきてほしいのですが、本校卒業生の後輩もパイロットとして入社しているので、嬉しく思っています。パイロットになるハードルは決して低くはありませんが、絶対乗り越えられないものでもありません。どんな夢でもコツコツと目の前の課題に全力で取り組むことが一番の近道です。
現在は北海道から徳之島までさまざまな国内線に乗務しています。私は入社9年目となり、機長として業務に励んでいます。
株式会社ジェイエア勤務/パイロット学科 計器飛行証明コース/2013年11月修了/小学校に入学したばかりの頃、飛行機のコックピットを見学。無数のスイッチ類が光る幻想的な空間に、たちまち心を奪われた。以来、パイロットになる夢を抱き続ける。2015年、JALグループの株式会社ジェイエアに入社。長期間の訓練、厳しい社内審査を経て、現在は機長として全国様々な路線に乗務。滞在先で、その土地の美味しい料理をたくさん食べることがひそかな楽しみだとか。(※写真は副操縦士時代の写真です。)