問診、検温、血液検査、オペ(手術)の準備や補助、入院中のペットたちの管理(ケア・食事・投薬)などを担当しています。麻酔が必要なCTやMRIを含め、オペは平均1日4、5件、多いときは10件近く。入社当初からこうした仕事を任され、最先端獣医療の知識や技術に接していけることにやりがいを感じています。それから、何よりの喜びは、入院していた子たちが元気になっていく姿を見ること。飼い主さまから感謝されると本当に励みになります。また、珍しい犬種をはじめ、いろいろな動物たちに出会えるのも当院ならでは。これまでに、ヘビやカメをはじめ、ハリセンボン、フクロウ、ヤギなどが連れてこられました。
ビジアカでは、病気やワクチン、犬種や猫種といった基礎知識はもちろん、実際に犬や猫に触れ、保定の仕方や血液や便の検査、心拍計測をはじめとする最新の補助技術を習得できました。また、動物福祉や東洋医学、トリミングや栄養など幅広く学習。犬や猫用に食事を手作りする授業もありました。また、サービス接遇などビジネス関連の知識や技能も学べたことも今の仕事にプラスになっています。就職してみると、保定やオペの仕方は、病院によって異なる場合もありますが、基本や流れは同じなので、後輩のみなさんには基礎をしっかり学んでください。それから、病気に対応した栄養の取り方なども勉強しておくと役立ちますよ。
入社1年目。これからの目標は、飼い主さんに安心して任せてもらえる動物看護スタッフになることと、国家資格である愛玩動物看護師の資格を取ることです。(株)WOLVES HANDは全国に41の支店を展開しています。その一つである大阪動物医療センターには、眼科や循環器科、エキゾチックアニマル科など12の診療科があり、ICU(集中治療室)をはじめ最新設備を設置。最先端の獣医療に取り組んでいる当センターには、他の動物病院などからの紹介で来院する難しい病気のペットたちも少なくありません。日々、進化する獣医療の現場を看護スタッフとして支え、命を助けていくためにも、これからも勉強を重ねていきたいと思います。
(株)WOLVES HAND 大阪動物医療センター勤務/ペットビジネス学科 動物看護専攻(現:愛玩動物看護学科 愛玩動物看護専攻)/2024年卒/かわいがっていた親戚の犬が中学生のときに亡くなってしまい、助ける手立てはなかったかと調べているなかで、動物看護師の仕事を知る。高校で、動物看護師を目指すことを決意し、大阪ビジネス・アカデミーに入学。在学中に、愛玩動物飼養管理士、サービス接遇検定に合格。学校主催の就職説明会で大阪動物医療センターを知り、インターンシップを経験。「病院から声をかけていただき、就職を決めました。大きな病院で、先端医療を含めいろいろな経験をすることは自分自身の勉強になると考えたからです」。