私が務めている課は大手のアパレル企業をお客様としており、インナーウエアなどを輸入して納めています。海外に製造元の工場があり、英語での連絡が欠かせません。メールでのやり取りがほとんどですが、急ぎの場合は電話で直接、会話することもあります。外国の担当者と仕事をしていて感じているのは、マイペースで大らかなことです。ビジネスへの取り組み方ひとつにしても、日本との違いを実感しています。外国の方と仕事のやり取りを行う上で大事なことは英語力だけではありません。自分たちの価値観を押し通すのではなく、相手の国の文化や生活習慣などを理解してコミュニケーションをとることで仕事もスムーズに進みます。
神田外語学院の2年間で身に付けたコミュニケーション力が、ビジネスの現場で活かされています。神田外語学院の良さはとにかくたくさんの外国人の先生方がいること。海外に行かない限り、このような環境に2年間も身を置くことはむずかしいと思います。実は、私は入学前までは外国人を見かけると目をそらしてしまうこともありました。しかし、いろいろな地域出身の外国人の先生と接していくうちに、積極性も身に付き、自分の世界が広がりました。それは、就職活動で自分のことをしっかりと伝える際にも役立ちました。また、今でも国ごとの文化の違いなどを受け入れ、興味深くとらえられるのも、学生時代の経験のおかげだと思います。
神田外語学院に入学して英語力が本当に伸びました。TOEIC(R)LISTENING AND READING TESTのスコアを300点もアップさせることができたことは自信にもつながりましたし、英語力が必要なこの会社に就職するきっかけにもなりました。外国人の先生方と触れ合うことで、英語でコミュニケーションするために必要なことを学んだ気がします。それは自分から言葉を発すること。いつもフレンドリーに話しかけてくれる先生方に影響されて、自ら話す姿勢に変わっていきました。英語で仕事をしていると、大切なのは必ずしも文法だけではなく相手に伝えたいという気持ちであり、英語はそのためのツールであることを実感します。
東レインターナショナル/英語専攻科/2012年卒/神田外語学院で高めた英語力を今の仕事に役立てている松下さん。さらに、英語以外の授業も生かされているという。「礼儀作法などを教わる授業があり、社会に出たときに大事なことを知ることができました。就職してからもビジネスマナーに関して戸惑うことはまったくありませんでした」。また、仕事に多忙な毎日を送っているが、英語の勉強を続けていきたいという。「英語に限らず、貿易に関しての知識ももっとレベルアップしたいですね。今がそのチャンスだと思っています。そして、さらに英語を使う部署での仕事を任せてもらえるようになれたらうれしいです」