高校生の時に見たライブの照明演出に心が震えるほど感動。そこから照明の仕事がしたいとの夢を持って勉強し、今私は神戸文化ホールの新人照明スタッフとして、そのスタート地点に立てています。仕事ではホールで開催されるコンサートやミュージカル、舞台などの照明演出に関わっていて、現在は先輩達のアドバイスを受けながら、技術を磨いているところです。大きなやりがいを感じるのは、ソロパートへ切り替わる瞬間にアーティストや演者に上手くスポットライトを当てられた時。もちろん、100%成功というのはまだ少ないですが、タイミングピッタリにできた場合は、照明によって演奏や演技の魅力を、さらに高められたと感じられますね。
現在の職場では、照明演出以外に神戸文化ホールを利用されるお客様との打ち合わせも任されていて、その際、学校で学んだ照明はもちろん、音響や舞台運営の知識も役立っています。学生時代で特に印象深いのは、他学科とのコラボレーションで、声優学科の卒業制作の演劇で照明を担当させていただいたこと。声優学科の学生の集大成の場だったことから緊張感は相当でしたが、プロの先生と演出について打ち合わせし、リハーサルを何度も、何日も重ねました。そうしてイベント当日、学校内にある巨大なソニックホールに大勢のお客様が入り、舞台が大盛況に終わった時は、それまで味わったことのない達成感に包まれたのを覚えています。
私が学んだサウンドテクニック学科は、照明と音響の両方を学べる多様性が魅力だと思います。それに学校内に大人数を収容でき、各種装置が整ったソニックホールや楽屋、照明や音響の専門機材を備えたスタジオがいくつもあるという環境は、この学校だからこその魅力ですね。もう一つ伝えたいのは、学校内での実習や学外での実習が充実していること。ライブ会場を借りて、学生がライブの企画から集客、運営までを行う実習や神戸文化ホールと学校の提携事業、他学科とのコラボレーション授業があったっり、と色んな経験ができる機会が多くあります。将来、照明や音響の仕事がしたいと考える人にとって、神戸電子専門学校は、理想的な環境です。
公益財団法人 神戸市民文化振興財団 神戸文化ホール勤務/サウンドテクニック学科/2022年卒/高校の時に見たライブで照明演出の素晴らしさに興味を持ち、照明スタッフを目指すように。入学した神戸電子専門学校では、豊富な機材を使った実習で照明技術を磨き、他学科や外部と連携した実習授業でさまざまな分野の人と関わり、共に一つのライブや舞台をつくり上げる感動を味わった。現在は、神戸文化ホールの照明スタッフとして活躍している。