私は5歳児の組の担任を任されています。仕事では、子ども達に人としての関わり方を学んでほしいと考え、あいさつの大切さや人に嫌なことをしてはいけないことを伝えていますね。やりがいは、一人ひとりの成長や変化が見られること。特に今までできなかったことを乗り越えてくれる姿を見た時は感動します。以前も発表会に向けた劇の練習中にやる気を無くした子ども達に、「みんながやりたくないなら発表会やめよう」と言ったら、みんな「嫌だ!やりたい!」と本気に。最終的には、子ども達の思い出に残る良い劇ができ、感動しました。本気で向き合えば、素直にこちらの思いに応えてくれる。そんな子ども達に囲まれて毎日幸せです。
小さい頃から人形遊びが好きだったり、赤ちゃんや下の子のお世話をするのが好きでした。そこからずっと保育士には憧れていて、高校の時に進路を考える中で6つ上の兄が学んでいた京都保育福祉専門学院に興味を持ちました。そうして、オープンキャンパスで先生と学生の距離の近さ、アットホームさに魅力を感じたのに加え、まったくピアノができない私でも一からマンツーマンで指導してもらえることから入学を決定。実際に先生方はすごく話しやすく、勉強や就職のことなど、色んな相談に乗ってくれました。今の園へ就職が決まった時には、先生方が自分のことのように「良かったね」と心から喜んでくれました。
学生時代の授業で今も役立っていると感じるのは、学生が先生役と子ども役に分かれ、両方の視点から保育について学ぶ演習です。自分が考えた設定保育を子ども役のクラスメイトに実践する中で、先生やみんなからもさまざまな意見をもらい、自分の保育について理解を深めることができました。それに演習では、クラスメイトがいろんなタイプの子どもを本気で演じてくれたことで、対応力が身につきましたね。他にも、リトミックの授業では、学院と同じ法人の認定こども園で子ども達と接しながら学べましたし、保育士資格だけでなく、幼稚園教諭の免許を取得できたのも良かったです。
社会福祉法人伏見住吉福祉会 住吉西保育園勤務/保育科/2019年卒/子どもの頃から保育士になる夢を持っていた峯元さん。京都保育福祉専門学院入学後は、ピアノのレッスンや実習、保育士資格や幼稚園教諭免許の取得にも取り組んだ。現在は、住吉西保育園で保育士として5歳児クラスの担任として、日々こどもたちと本気で向き合っている。