百貨店や外資系ホテル、有名ブランドから、空港、劇場、豪華客船までさまざまな内装の設計・施工を手がける株式会社 J.フロント建装で働いています。大阪・梅田の「うめきた」エリアのホテルや商業施設の建設も担当。外国人デザイナーと打合せ、壁、柱、インテリアに使用する資材を決めるまで100近いサンプルを集めることもしばしばでした。最高の内装を仕上げるため、自分に限界を設けたくない。内装は建設の一番最後の仕上げを担うものなので、工期の遅れのしわ寄せがくることもあります。でも、完成したときの達成感、やりがいは格別。サブゼネコンに就職し、ビックプロジェクトに関わる今はとても充実しています。
百貨店の空間デザインに憧れ、内装建築の道へ。京都建築大学校は資格をたくさん取得するのに適した学校でした。私は二級建築士、インテリアプランナー、インテリア設計士など合計9種類の資格を取得。簡単な資格からランクアップさせていくと、必要な知識が積み重なっていくので自然と難関資格取得に役立つんです。資格はやはり重要です。私はまだ入社一年目ですが、現場で「これだけの資格を持っている」と伝えると、「できるヤツだ」と信頼していただけます。それに、社会人になってから資格を取るのは困難だと思います。勉強する時間がなかなか取れませんし、試験日と仕事が被ることも多いので、学生時代の取得をおすすめします。
京都建築大学校時代、百貨店の内装を手がけおられた教授のゼミに在籍し、ホテルや家具のデザインコンペに10数回参加し、2回の受賞を果たしました。コンペの資料は就職活動でも活用。面接でコンペのプレゼンを再現することで、10社以上から内定をいただくことができ、自分の夢に最も近い会社に就職することができました。新人からビックプロジェクトの現場に関わることができるのは、やりがいがありますね。これからの目標は、こうしたビックプロジェクトを立ち上げる側になり、会社を内装業界No.1企業にすること。またインテリアプランナーとして、昔からの夢だった百貨店の空間デザインを自分一人で手がけてみたいです。
株式会社 J.フロント建装 工務本部大阪工務部勤務/建築科・専科(現・建築専攻科)/2012年3月卒/高校時代からデザインに興味があり、名古屋駅前にある百貨店のような質の高い空間デザインを手がける人材になりたいと、京都建築大学校に進学。「学生時代は、資格を取るのが趣味になってみんなと競争していましたね。学生同士の仲が良い学校で、冬はスノボ、夏は海でバーベキューとみんなで楽しく遊んだのもいい思い出です。」卒業後、J.フロントリテイリング(大丸・松坂屋百貨店事業を手がける)のグループ会社である J.フロント建装に就職。京都の外資系ホテル新築のプロジェクトにも関わる。