住宅設備メーカーで、製品検査の結果を解析するプログラムをつくっています。プログラムをつくるためには、まず製品の詳細な知識が求められます。製品の種類が多いだけでなく、新しい機能を搭載した製品も次々出てきます。それぞれに必要な情報は異なり、新機能が増えると検査項目も当然増えるので日々、勉強は欠かせません。プログラミングは目に見えないものをつくる仕事だといえると思います。動いているモノは見えますが、それを動かすプログラムは見えないからです。見えないものをつくるのは難しく、分からないことも数多くあります。だからこそ完成した時の達成感は大きく、そこがやりがいにつながっています。
この道を選んだのは、進路に悩んでいた私に好きなパソコンに関われるプログラマーの仕事を、母が勧めてくれたのがきっかけです。専門学校のオープンキャンパスなどでプログラミングの体験をするうちにさらに興味が湧き、自分でもつくってみたいと強く思うようになりました。住宅設備会社への就職を決めたのは、目に見えるモノづくりに関わりたいと思ったからです。製品になることで、目に見えないプログラミングも見えてくるようで、そこに面白さを感じました。実際に仕事をするようになって、面白さはどんどん増してきています。安全で快適で、そして長く使っていただける製品をつくるために私の技術が役立っていることが嬉しくて仕方ないです。
学校ではプログラミングをするための基礎から勉強しました。もちろん応用や最新技術にも挑戦します。トライデントの授業は、就職後の働き方を想定したカリキュラムになっているのが魅力です。グループワークで意見を出し合い、一つの課題をみんなの力でつくりあげていきます。その過程で新しい気づきやアイデアが生まれ、コミュニケーション能力も磨かれます。また、産学協同のプログラムもあり、企業が求めるアプリケーションをつくる経験もしました。実際、トライデントでの学びで得た知識や技術、仕事への姿勢は、今の仕事にも役立っている部分はとても多くあります。信頼できる先生やいい友人に恵まれ、充実した学生生活を送っていました。
株式会社LIXIL 勤務/高度情報学科/2018年卒/プログラマーになるための専門的な勉強をするためにトライデントコンピュータ専門学校へ進学。現在はLIXIL知多工場の電装技術課に配属。主にトイレ製品の検査システムづくりに携わっている。仕事ではチームのメンバーとのコミュニケーションは欠かせないと言う。将来は製造工程のIT化にも貢献したいと、高い目標を持つ。「若い人の意見や、新しい意見をどんどん取り入れる社風なので、とても仕事が楽しいです。作業の効率化に貢献できるよう、私なりに力が発揮できたら嬉しいです」と目を輝かせる。