2024年1月から金沢文庫店に異動となり、歩けるようになる1歳くらいから中学生までのこどもたちを対象とする「体育スクール」のインストラクターをしています。年齢別にクラスが分かれていて、1日3~5クラス受け持っていますが、誰にでも笑顔で声かけするように意識をしています。年齢や一人ひとりに合うメニューや指導、コミュニケーションをするのは大変ですが、体を動かしながらこどもたちの笑顔を見られるのがとても魅力的です。「コーチ!」と声をかけてくれたり、「(技が)できたよ!」「(級に)合格したよ!」と喜ぶ姿や笑顔を見ると、とても嬉しくなりますし、達成感とやりがいのある仕事だと思います!
幼い頃から体を動かすことが好きで、体操、スイミング、フィギュアスケート、バレエ、陸上といろいろなスポーツに取り組んできました。ダンロップに通っていた際、指導者の方から褒めていただき、体を動かす楽しさやできたときの喜びを知り、将来は私自身が、こどもたちにスポーツの楽しさを教える仕事に就きたいと思ったのです。オープンキャンパスに参加し、「キッズコーディネーション」という授業を体験。フラフープを使って楽しく遊びながらも、こどものうちに鍛えていくと良いといわれる“7つの要素”にふれ、もっと深く学びたいという気持ちが強くなりました。会員制のスポーツクラブや保育園が施設内にあるのも魅力でした。
在学中に一生懸命取り組んだのは、入学の決め手ともなった「キッズコーディネーション」という授業です。こどもの年齢に合わせた指導方法や、インストラクターとして身体と脳を育てる手助けができるということを学びました。仕事に活かされているものでは「手遊び」です。「こどもスポーツ・保育コース」がある横浜YMCAスポーツだからこそ、身についた知識だと思いますし、小さいこどもたちに、体を動かす楽しさのひとつとして役立てています。また、施設内のスポーツクラブに通う小中学生が身近にいたため、距離感をつかんだり関係性を築いたりと実践ができていたのも学校の強みでした。先生方とは本当に距離が近く、フレンドリーでした。
株式会社ダンロップスポーツウェルネス勤務/スポーツインストラクター科 スポーツインストラクターコース 卒/2023年卒/こどもの体操の指導者を目指していたため、現在は理想的な職場環境と働き方だが、今のいちばんの悩みは、目標に向かって頑張っている子が上手にできたとき「すごいね!」「できたね!」とほめすぎると、「合格?」と期待をさせてしまうこと。声かけの難しさを実感しているという遠藤さん。「こどもたちのキラキラした目につい負けそうになってしまうこともあるが、「確実にできるまで、やってみよう」などとフォローをしていき、インストラクターとしていかにやる気を持続させてあげられるかというところが課題」と話してくれた。