在学中の授業をきっかけに、口腔外科や病院歯科での歯科衛生士業務に興味を持ち、急性期病院である海老名総合病院に就職しました。歯科衛生士として歯科口腔外科に所属し、外来診療のアシストや病棟での口腔ケア業務に加え、医科の全身麻酔手術前後に行う周術期等口腔機能管理などに携わっています。歯科診療のアシストでは、歯科医師がスムーズに治療を行えるように準備するだけでなく、治療中に歯科衛生士に求めるものを瞬時に判断して動けるように心がけています。また総合病院なので他職種の人たちとも業務で関わるため、医学知識の勉強は続けています。地域包括にも力を入れているので、地域社会への貢献につながるよう頑張っています。
学生時代、講義や実習のレポートのためによく図書館へ行きました。学生1人あたりの施設充実度が全国トップクラスの図書館なので、高校3年時のオープンキャンパスで初めて見た時はびっくりしました。また、保育科のほかに大学の歯学部・文学部が同キャンパス内にあり、多くの人たちと交流できたのでコミュ力アップにつながりました。臨床実習では附属病院や他大学の医学部付属病院でも実習し、珍しい症例の治療を見学できました。「人生と職業(現キャリアデザイン)」の授業で卒業生の声を聞いたことで在学中から興味に合わせたキャリアプランを考えられましたし、就職試験対策では専門のキャリアアドバイザーの方が親身になってくださいました。
総合病院で働いているので、周術期等口腔機能管理に必要な医学知識をもっと学びたいと考えています。学生時代に口の状態が身体の健康へ影響を及ぼすことを知りましたが、様々な病気で入院されている患者さんの口腔管理に歯科衛生士として携わるようになり、自分が頭で理解していた以上に口の状態と身体の健康状態に関連があることを日々実感しています。これからも経験と知識を積み重ねて、一人ひとりの患者さんの状態に合わせた口腔管理のご提案をできるようになりたいと考えています。そのために、関連する学会に出席して最新の技術と知識を学んだり、「認定歯科衛生士」の資格を取得したり、更なるキャリアアップを目指したいと考えています。
海老名総合病院 勤務/歯科衛生科 卒/2019年卒/鶴見大学短期大学部歯科衛生科を卒業後、海老名総合病院の歯科・歯科口腔外科に勤務。歯科衛生士として、外来診療のアシストや病棟での口腔ケアなどの業務に携わっている相野谷さんです。