栄養士免許の資格取得後は横浜市の保育園に5年間勤務し、その後かねてからの夢であった海外青年協力隊員として2年間、開発途上国で活動しました。派遣先の海外で、栄養士として拙いスペイン語を駆使し子どもたちに栄養指導や料理教室などを行った経験を経て、本学で学んだ栄養学と家政学は、国境や人種、言葉の壁を超え「生きることの原点」なのだと身を持って学びました。その経験は今も私の中で生き続けています。現在は、様々な経験を活かしてJOCA東北で飲食部門の運営や就労支援事業の立案、地域イベント運営などに携わっています。
在学中の私は、まじめな学生ではなかったかもしれません。授業に積極的になれず、栄養士免許を取得できないまま卒業しました。その後「このままでは何のために学んできたかわからない」と思い返し、本学の科目等履修生として学び直して栄養士免許を取得しました。あの時、アドバイザーの先生が熱心に私と真正面から向き合い、免許取得や将来について厳しくも親身に寄り添ってくださったからこそ、具体的に行動に移すことができたのだと思います。先生とは今でも栄養関連情報の交換や、学内開催の講習会に講師として呼んでいただいたりと、本当にお世話になっています。
今まで積み重ねてきた全てを活かして、今後ももっと地域に貢献できるよう、さらにチャレンジしていきたいと思っています。
J OCA東北(公益社団法人 青年海外協力協会)勤務/健康栄養学科(旧 家政科・食物栄養専攻)/2009年度卒