保育者は子どもたちと過ごす時間が多く、一学期にできなかったことが二学期にはできるようになっているなど、日常生活のなかで気がつく変化に驚きややりがいを感じられます。こうした変化は日々保護者にも伝えるようにしていて、保護者の皆さんの笑顔を見ると私も嬉しい気持ちになります。この園では季節に合わせた様々な行事や、旬の食材や栄養バランスを考えたできたての給食を提供し、子どもたちの心身の成長をサポートしています。今は保育者2人で一つのクラスを担任していますが、いつか一人担任のクラスを受け持った時に自信を持って子どもたちへの保育ができるよう、幼稚園の先輩から沢山のことを聞いて、見て、学んでいます。
保育者という専門職についての学習は初めてのことばかりで不安もありましたが、授業を通して手遊びの仕方やピアノの弾き方など基礎をしっかりと学んだおかげで不安を自信に変えることができました。在学中5回行う保育現場での実習では子どもたちの行動や表情から体の状態や気持ちを理解する大切さも学べるので、在学中から保育者としての高い意識を養うことができます。就職後はピアノを弾いたり、製作物に丁寧に名前を書いたりする機会が多くあります。こうした実技についても一から丁寧に指導していただけるので、苦手意識がある人でも安心して学べます。実践的に身につけてきた手遊びやピアノの技術は、今の保育の中でとても役立っています。
保育の現場では、子どもたちの怪我や体調についてはもちろん、保育中の出来事を保護者に伝えなければなりません。特に二人担任のクラスでは先生同士で情報共有することが、子どもたち一人ひとりを理解して保育を行う上でとても重要です。そのため、幅広い年代の方とコミュニケーションできる力を在学中に身につけるようにしてください。愛知文教女子大学は教職員と学生の距離が近く、各授業の先生はもちろん、サークル活動やボランティアで関わった先生、職員の方に気軽に相談できる環境です。たくさんの方との関わりを通してコミュニケーション力を身につけ、保育者として大きく成長することができます。
知立学園 知立幼稚園 勤務/幼児教育学科 第3部 卒/2023年卒/子どもが好きで、中学生の時の職場体験で初めて幼稚園に行った際にこの職に就いて保育をしてみたいと思ったという喜納さん。愛知文教女子短期大学に進学したのは、保育者を目標に学べる環境があること、自分の強みになる様々な資格にチャレンジできるところに魅力を感じたから。在学中は授業や資格取得はもちろん、大学祭のリーダーとなって企画を一から作り、開催まで仲間とつくりあげてきたそうです。「様々な経験を通して、保育者として、人として成長することができました。その経験を活かして、子どもたちの成長を支えていきます」と語る。