訪問看護師として、地域の患者さんの自宅に訪れてさまざまなサポートを行っています。医師やリハビリ担当者などと連携して、バイタルサインの測定、病状の観察、必要に応じたケアなどを定期的に行い、チームで情報共有をしながら、症状の回復や健康的な生活の維持をめざして支援しています。病院勤務と訪問看護の最大の違いは、「患者さんの生活空間で看護を行う」ということ。病院とは異なり私たちが患者さんのご自宅にお邪魔する形となるため、看護技術だけでなく細やかな気配りも重要になってきます。その分患者さんと深く関わることができ、患者さんやご家族からお礼の言葉をいただけた時や元気な姿を見ることができた時の喜びも大きいです。
卒業後は病院に勤務していたのですが、次第に地域の健康に広く貢献したいと思うようになりました。病院では入院中の方を支えていましたが、退院後の患者さんは自分自身で毎日健康と向き合う必要があります。また、そもそも来院自体を躊躇している方も大勢いらっしゃるので、訪問看護の必要性を強く感じていました。兄も看護師をしており同じ思いを抱いていたので、共に訪問看護事業を立ち上げることを決意し、今にいたります。病院勤務の頃は、患者さんから「看護師さん」と呼ばれることが多かったのですが、今は「神崎さん」と名前を覚えていただき、一人の人間として信頼関係を結びながら看護ができていることがとても嬉しいです。
宝塚大学の特長である、看護とアートを交えた独自のカリキュラムが印象的でした。芸術療法などアートを活かした医療を学べたことはもちろん、看護だけではない視点から人の心や思いに向き合う方法に触れて、視野を広げることができました。また、キャンパスが大阪の中心地・梅田にあることも、宝塚大学の大きな魅力です。アクセスの良さから時間を有効活用できることはもちろん、実習後に大学に戻って、学生みんなで自主学習を行うことも多く、学びに集中しやすい環境でした。街中にキャンパスがあるので、忙しい中でも友人たちとご飯などに出かけて息抜きすることもでき、いいバランスで学ぶことができていたと感じています。
Symvoice合同会社 勤務/看護学部 看護学科/2016年卒/卒業後、病院で手術室看護師として2年間、病棟看護師として4年間勤務。その後、家族と共に訪問看護ステーション「ファミリーナース箕面」を立ち上げ、現在は管理者として従事している。訪問看護師として地域医療に携わり、患者さんの自宅での支援だけでなく、医療機関や他職種との連携調整も担当。看護師の両親を持ち、兄も看護師という医療従事者家族の一員でもある。
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