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  • 澤田 幸尚さん(生物資源科学部/地方公務員)

私立大学/東京・福島・千葉・神奈川・静岡

ニホンダイガク

県職員として地域に根ざした研究に取り組んでいます

先輩の仕事紹介

大学以来続けているトマトの研究で、農家のお役に立てることが大きな目標です。

地方公務員
生物資源科学部/2016年卒
澤田 幸尚さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

神奈川県平塚市にある県の農業技術センターで、農産物の品質評価などに携わっています。主に担当している作物は、大学の研究室以来付き合いの長いトマトとなります。県で開発された「湘南ポモロン」は、リコペンなどの機能性成分がたっぷり含まれている品種で、当センターの普及指導部などとも協力し、栽培をお勧めできるよう研究を進めているところです。現在の職場は現場に出て作物を見たり、農家の方と話したりしながら研究できるため勉強にもなりますし、大変恵まれた環境だと感じています。今後もその成果を農家の皆様に還元できるよう、努力していきたいと思います。

学校で学んだこと・学生時代

もともと農作物の品種について興味があり、生物資源科学部に入りました。農業に関する疑問を解決できるのがこの学部だと考えたからです。大学の研究室では、低温時に発生するトマトの食感の変化について研究していました。そのために日夜、顕微鏡観察や遺伝子の発現解析、酵素活性の測定などを行っていたのはいい思い出です。また研究室は学生が多く、和気藹々と研究を進めることもできました。大勢いるからさまざまな考え方があり、それが新しい発見につながるきっかけにもなったと思いますね。学生時代に培ってきた研究への取り組み方、計画を立て実行する力は、現在の仕事にも役立っていると思います。

さまざまなトマトの品質分析を行います

分野選びの視点・アドバイス

生物資源科学部のキャンパスには、広大な圃場が存在します。そこで農業実習や栽培などができるというのは大きな利点だと思いますね。自分の手で育てた農作物を研究に使うことで、より緻密な研究に取り組めるのではないでしょうか。またキャンパスには、農学系を始めとするすべての学科が揃っていて、他学科の授業なども手軽に受講し、幅広い知識を深める機会もあります。入学当初は何をやったらいいか迷うこともあるかもしれませんが、できるだけ多くの授業をとるようにし、自分に適した専門的な学びを見つけてほしいですね。それが将来、好きな研究にのめり込んでいくための第一歩になると思いますよ。

トマトの糖度について分析します

澤田 幸尚さん

神奈川県農業技術センター 勤務/生物資源科学部/2016年卒/大学ではトマトについて研究した澤田さん。大学院修了後は、故郷である神奈川県の農業に貢献したいと考え、県庁に農業職として入庁。「農家さんの顔の見えるところで働けることがいちばんのやりがい」と、現場仕事の楽しさを実感されているようです。とにかく地元が大好きな澤田さん、休日は趣味の風景写真を撮りに、大山など県内の景勝地を巡っていたといいます。コロナ禍が終息すれば、そうした活動はもちろん、子どもの頃からファンだった地元プロ野球チームの応援にも行きたいと、今から楽しみにしているそうです。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…

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